カテゴリー:Music

2010/01/09

ドナルド・バードのジャズファンク系アルバム『エチオイアン・ナイツ』を聴こう!

ドナルド・バードの激烈ファンク・アルバム!

1曲のみだが、デイヴィッド・T・ウォーカー「ワウワウ・ファンク野郎」だったころの演奏が聴ける好盤です。

他にもハロルド・ランドボビー・ハッチャーソンジョー・サンプルウィルトン・フェルダー等も参加した豪華なアルバムです!

 

参加メンバーも最高ですが、それ以上にクールなファンク・アルバムとして、クラブ・ジャズ世代レアグルーヴ・マニアにも見逃せないアルバムでしょう♪

 

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1971年リリースのクラブジャズ・ライクな作品。

 

後に大ヒットとなった『Black Byrd』などに見られるドナルド・バードレアグルーヴ路線は、このアルバム辺りから始まりました。

 

もはや初期の頃の熱血ハードバッパーの姿はここにはなく、トランペットのソロが主役というよりも、全体のファンク・サウンドが主役といった感じです。

 

そのためバードやハロルド・ランドのテナーのソロパートもファンキーなビートが支配する全体の流れの中での一部分として機能しているような感じがします。

 

ドナルド・バードの『エチオイアン・ナイツ』

Donald Byrd -『Ethiopian Knights 』

1. Emperor
2. Jamie
3. Little Rasti

 

Donald Byrd (tp)
Thurman Green (tb)
Harold Land (ts)
Don Peake,Greg Poree (g)
Bobby Hutcherson (vib)
William Henderson (el-p)
Joe Sample (org)
Wilton Felder (el-b)
Ed Greene (ds)
Bobbye Porter Hall (conga,tambourine)
#3 only David T, Walker (g)

 

Recorded on 1971.8.25 & 8.26, LA

 

BN:4380

 

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ジャズというよりもファンク!

まず、明らかに「ジャズ」とは呼べないような「ファンク」な曲#1からして、’70年代という時代も感じますが、それでも古臭さよりも今の時代にも十分に通じる「ファンク」のリズムが味わえます。

 

まるで同時代のマイルスのような路線でもあるりますが、バードの方はよりオーソドックスな、JBやファットバックバンドのような「ファンク」です。

クルセイダーズ組のジョー・サンプルウィルトン・フェルダーが参加しているのも見逃せません。

 

この時期のフェルダーは、ジミー・スミスの『Root Down』やグラント・グリーンの『Live at The Lighthouse』等、多くのジャズ・ファンク系の名盤でファンキーにウネる極上のベースを弾いています♪

 

そしてお次は、まるでパーシースレッジの「男が女を愛する時(When a Man Loves a Woman)」のようなオルガンのイントロで始まる#2(その後まったく別の展開になるが…。)でのバードの哀愁漂う優しいトランペットソロにが素晴らしいです……。

 

全3曲しか収録されていないこのアルバムは#1と#3が共に10分以上ある長尺曲ですが、グルーヴィーでファンキーな演奏のためそこまで長さを感じさせません。

 

そんな#3は、17分41秒と長く、しかも始まりの1分22秒まではドラムがファットバックなビートをルーズに叩き、その後ようやくベースが入ってくる展開です。

 

そして2分を経過した頃に、ワウワウのリズムギターが入り、2分23秒あたりからこれまたクルセイダーズ繋がりでデイヴィッド・T・ウォーカーがこの曲のみ参加してファンキーなギターソロで彩りを添えます♪

 

これ以降、デイヴィッド・Tは、バードのアルバムにいくつか参加することになります。

 

ちなみに最高の瞬間はデイヴィッド・Tのクリーントーンの音色が3分5秒を過ぎたあたりで「ギュワァァァ‾‾ゥゥンンッ」と音を放ち、ワウギターの音色に変わるところですね!

 

そして最高にファンキーなワウワウのかかったギターソロが聴けます。

 

ワウワウのリズムに導かれ5分41秒からようやくサックスソロが始まります。

 

そしてエレピのソロを挟み、ついに本アルバムの主人公バードが登場するのは10分38秒を過ぎてから……約4分に渡り見事なソロを披露します!

 

そして16分10秒から再びバードが登場して、今度は過激にエフェクトされたトランペットでアルバムは、絶頂のままクライマックスへ……。

 

 

 

 

 

ちなみに……

これ以降のバードは、マイゼル兄弟と手を組み、よりポップなフュージョン路線へと変貌を遂げていきますが、ここには「ファンク」を体の底から表現するバードの熱い意志を感じ取れます!

 

 

  

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