カテゴリー:Music

2014/01/06

カーティス・メイフィールドの平和への願いが込められた名盤『Back to the World』を聴こう!

カーティス・メイフィールドの名盤『Back to the World』

Curtis Mayfield -“Back to the World” Curtis Mayfield -“Back to the World”

Curtis Mayfield -“Back to the World”

1. Back to the World
2. Future Shock
3. Right on for the Darkness
4. Future Song (Love a Good Woman, Love a Good Man)
5. It I Were Only a Child Again
6. Can’t Say Nothin’
7. Keep on Trippin’

Recorded in 1973

 

 

 

最も好きなカーティスのアルバム

カーティス・メイフィールドの’70年代初期のソロ・アルバムはどれも名盤ばかりな のですが、個人的に最も好きなアルバムは”Superfly”ではなくってこの4thアルバムです。

 

社会派シカゴソウル

カーティスと言えば、ニュー・ソウルの中でも特に社会派な色合いの濃い歌詞が特徴的だと思います。
そしてこのアルバムでは反戦と平和がテーマのようです。
時代的にもベトナム戦争の泥沼化が影響しているのでしょうね!?

 

特にそういうのがアルバムのジャケのコラージュの雰囲気や、内ジャケに記載された文章からも感じられます。

歌詞に見られるカーティスの平和への願い

“If I were only a child again, (中略~) and ask the grownups-‘When will there be peace on earth?’”
もし私が子供だったら、「いつ世界は平和になるの?」と大人たちに質問するだろう 。

 

いつの時代のどの国の戦争でも一番の被害者は子供たちなのですからね。
くだらない大人の権力争いに巻き込まれて何の罪もない無垢な子供たちが 今も世界中のどこかで大人たちの身勝手な暴力によって亡くなっています。

 

カーティスがこのアルバムを発表してから40年以上の月日が流れましたが 現状は今も一切変わっていないと言ってもいいでしょう。

収録曲は?

ところでアルバムの内容は、そんなメッセージにも勝るとも劣らない素晴らしい曲ばかり揃っております。

帰還兵たちの嘆き

タイトル曲の#1は、飛行機(恐らく軍用機)のイントロが終わると
とても素晴らしいアレンジのホーンとストリングスが流れる壮大な曲調です。
バリトンサックス(かな?)のメロディーも美しく、サウンドにとても奥行きがあり、まるで壮大な空を遊泳しているかのような気分になれる名曲です♪

しかし歌詞の方はかなりシビア……。

 

“Crawlin’ through the trees
Stuck in mud up to the knees
Fightin’ this damn war
Wonderin’ if the Lord knows what it’s for”
「木々の合間を這いずって……膝まで浸かるような沼地を抜けて……
この忌々しい戦争は何のためなのか?と疑問に思う。」

 

これは恐らくベトナム戦争を闘っていた兵士たちについてだと思います。

 

“I wanna get back home, I gotta get back home.”
「あぁ、家に帰りたい。帰らなきゃいけないんだ!」

 

It’s so hard, it’s so hard, it’s so hard
This life is so hard
「とても辛い……辛すぎる人生だよ……。」

 

とあるのですが、

 

I been beaten up and robbed
“Soldier boy ain’t got no job”
Back in the world.
「散々酷い目にあってきたのに祖国に戻っても兵士に仕事なんてないんだよ……。」

 

と、帰還兵たちの嘆きを歌っています。

 

美しいメロディーとは裏腹に、とても辛辣な社会問題を歌っているのが
まさにカーティス流社会派シカゴ・ファンクの真骨頂でしょうか!?

他の曲も名曲揃い!

この他にも、緊張感溢れるボリュームペダルを用いたボリューム奏法と
糸を弾くようなネバっこいワウが特徴的なギターが大活躍する#2や

 

イントロのギター・カッティングのシャープなキレが抜群な#3

 

まるでインプレッションズ時代の様なゴスペルライクなコーラスのあるソウルフルな曲#4

 

軽快なリズムとメロディアスなホーンセクションが気持ちいい#5

 

ギターとホーンが主体の粘っこいファンクナンバーの#6

 

まるで夢の中にいるかのようなトリップ感覚のある美メロの#7など……

 

聴きどころの多い名盤だと思います♪

 

 

終わりに……

人間が国境や文明を持っている限り世界中から戦争が無くなることは決してないでしょうが、(どんな動物でも縄張り争いがあるように) 少しでも平和を保つには、誰の心にも安心と平静が必要なのです。

 

そんな中でカーティスの素晴らしい音楽は、国や人種を超えて誰しもが素晴らしいと感じれるものでしょう。

 

ほんの一時でも、この音楽を聴いて「平和な世界」とはどういうことなのか?と意識することが出来ればいいんじゃないでしょうか?

 

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