2019/12/25
スター・ウォーズ エピソード9 『スカイウォーカーの夜明け』 を観た感想をネタバレしないように書きました。
スター・ウォーズ エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』を観に行った感想を書きました。【重要なネタバレはしていません。】
ついに完結した【スター・ウォーズシリーズ】⁉
今年4月に【スター・ウォーズシリーズ】の続三部作(シークエル・トリロジー)の3作目となるスター・ウォーズ エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』(原題: Star Wars: The Rise Of Skywalker)の公式トレーラー第一弾が公開されたことをこのブログにも書いていました。
スター・ウォーズ 『エピソード9』の公式トレーラー第一弾が公開されたのを記念してダース・シディアスの絵を描きました。
あの時点では、ダース・ベイダーやダース・ティラナス(ドゥークー伯爵)の師にあたる銀河帝国の初代皇帝ダース・シディアス(シーヴ・パルパティーン)が登場することはまだ定かではなかったのですが……
後にシディアス役の俳優イアン・マクダーミドがメディアに出るようになり監督の J・J・エイブラムスも公開前から「エピソード9にはパルパティーンが登場する」ことを認めていました。
悪役好きの僕としても、やはり【スター・ウォーズシリーズ】最終作だからこそパルパティーンには登場して欲しいと思っていたので願ってもないことでした。
それから半年が経ち、先日の2019年12月20日についにエピソード9が公開されることとなりました。
僕自身は初期の旧三部作(オリジナル・トリロジー)が公開された時はまだ生まれていませんでしたが、その後90年代後半にリマスターされた際に劇場まで足を運んで観ました。
そしてダース・ベイダーが誕生するきっかけを描いた新三部作(プリクエル・トリロジー)も劇場で観たことで、いつしか僕の中では「スター・ウォーズは映画館で観る!」が自分の中での決まり事のようになっていました。
もちろん2015年より始まった続三部作(シークエル・トリロジー)の2作品『フォースの覚醒(エピソード7)』と『最後のジェダイ(エピソード8)』も映画館まで観に行きました。
そんなこともあって今回の『スカイウォーカーの夜明け(エピソード9)』も映画館で観てきました。
今回はそのエピソード9を観た感想を書きたいと思います。
しかしまだエピソード9を観てない方もいらっしゃると思うので、なるべく重要なネタバレはしないように書いてみたいと思います。
僕自身も20日にすぐに観に行けたわけではなかったので、他のサイトのネタバレ記事やYouTubeに挙げられたネタバレ動画をなんとか見ないように我慢していました。
そういったこともあって、何となく彷彿させるような書き方はすることもありますが、重要なネタバレはしないように書きます。
スター・ウォーズ エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』を観に行った感想
それぞれの主要キャラ達の行動は?
1977年から続く【スター・ウォーズシリーズ】最終作にして続三部作(シークエル・トリロジー)の3作目となるスター・ウォーズ エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』は、前作から少し月日が流れた物語のようです。
映画の最初で主な登場人物達が何をしているのか?なのですが……
レイは、レイアの元でジェダイの修行に励んでいました。
フィンとポーとチューイ達は、ファーストオーダーの裏切り者から受信した情報を得るためにミレニアム・ファルコンに乗って冒険をしているところです。
そしてカイロ・レンは……
ファーストオーダーの部下たちを引き連れて戦いに明け暮れています!
しかしこの戦いは、単にその惑星の住民を滅ぼすための戦争ではなく、何か重要な物を探すための戦いのようです。
勝利をつかんだカイロ・レンは、三角形をしたある物体を手に入れます。
なんと、これは未知領域にあるシスの惑星「エクセゴル」への行き方を示した地図のようなものです。
カイロ・レンは、パルパティーンの声に導かれ、シスの惑星「エクセゴル」の場所を探していたのです。
祖父ダース・ベイダーの師にしてシスの皇帝パルパティーンを探しに!
もちろんパルパティーンに仕えるためではなく、エピソード8で話していたように自らの手でシスもジェダイも滅ぼして銀河の支配者となるためでしょう!
こうしてカイロ・レンは、パルパティーンがいると考えられるシスの惑星「エクセゴル」まで単身乗り込むことになります。
ちなみにこの過程で、前作で謎のまま終わっていたスノークについても語られることになります。
果たしてスノークの真の正体とは?
一方、ファーストオーダーのスパイからの情報を手に入れたフィン達は、レイの待つレジスタンスの隠れ家に戻ってきます。
スパイから得た情報からカイロ・レンがシスの惑星「エクセゴル」へ向かってることを知ったレイ達は、カイロ・レンを止めるべく「エクセゴル」への行き方を探ることになります。
ここからレイ、フィン、ポーの主要キャラ3人が手を組んで冒険に出ることとなります。
よく考えると、この3人がチームになって冒険するのはこのエピソード9が初めてなんですよね。
フィンは過去2作でポーやレイのどちら共一緒に行動をしていましたが……レイとポーはエピソード8の最後にお互いが自己紹介し合うぐらいに初対面の間柄でした。
しかし本作ではその時から月日が流れている設定なので、この2人も慣れ親しんだ仲のような感じでした。
ついに主要人物の3人が一緒に旅に出るのですが、もちろんここにいつものチューバッカ(チューイ)やC-3POにBB-8も付いていくことになります。
いつも通りにやたら射撃能力の高いチューイに、お喋りで戦闘においては役立たずなのですがその知識は非常に役立つC-3POに、あらゆる機械を操作することが出来る機転の利くBB-8のトリオも大活躍します。
途中でファーストオーダーの捕虜となったチューイをレイ達3人が助けに行くためにスター・デストロイヤーに乗り込むことになるのですが、このシーンは旧作のルーク、ハン・ソロ、レイアのトリオをオマージュしたようなシーンでした。
それぞれのキャラが際立って面白いシーンですのでお見逃しなく!
ちなみに前2作で語られていなかったポーの過去も明かされます!
またこれ以外にも、終盤にルークのX-ウィングが海底からフォースの力で引き上げられるシーンも旧作のオマージュだと感じました。
それと予告編でも登場していたレイとカイロ・レンの最終決戦が、荒れた海に沈んだデス・スターの上で繰り広げられるのですが、これも『シスの復讐(エピソード3)』の最後、溶岩惑星ムスタファーでのオビ=ワン・ケノービvsアナキン・スカイウォーカーを彷彿させるものでした。
その他の登場人物や新キャラについて
さて、前作で色々と賛否両論あったローズなのですが……本作にも登場しています。
しかしほとんど目立った活躍はないまま、モブのような扱いでした。
その代わりにレジスタンスの新メンバーとして登場する新キャラの元歴史学者のボーモント・キンがそこそこ目立った活躍をします。
このボーモント・キンは、なんとあの名作海外ドラマ『LOST』で、バンドマンだったチャーリー・ペース役のドミニク・モナハンが演じています。
頼りないチャーリーと違ってスター・ウォーズのボーモント・キンは役に立っていました。(笑)
残念なことにエピソード8で散っていったアクバー提督は出てきませんが、『ジェダイの帰還』から登場していたサラスタン人のナイン・ナンは登場します!
字幕付きの宇宙言語で台詞もありました!(笑)
また予告編から判明していたゾーリ・ブリスと、ジャナという2人の新キャラが登場します。
どちらもレイ達3人が旅の途中で出会うのですが、正直言って「新キャラを登場させる意味があったのかな?」といった程度の活躍でした。
ちゃんとバックグラウンドの設定があったジャナの方はまだしも、ゾーリの方は……いらなかったかも?
後のスピンオフ用のキャラなのかもしれませんね⁉
ちなみに少しネタバレなのですが、物語の根幹には関わらないので書いておくと、ジャナはフィンと同じ元ストームトルーパーでした。
この2人が黒人俳優なのと、似たような設定から肉親なのかな?と思いましたが、その辺は明かされていません。
また黒人俳優と言えば、公開前から再登場がアナウンスされていたランド・カルリジアンも早い段階で登場します。
しかもかっこいい登場の仕方なので必見です!
ところで、最後にランドがジャナに出自を訪ねるのですが、ジャナは両親もわからない……と答えます。
もしかしてランドの娘?と思わせぶりな会話でしたが、この辺は謎のまま終わります。
新三部作は血筋や家柄に拘っているかのようなシーンも幾つかありますが、結局は謎のままのキャラも多くいます。
レイの出生の秘密は語られるのか?
出自と言えば、気になるのが主人公のレイですよね。
主人公なのにフォミリーネームが明かされてなく、謎のままでした。
しかし前作のエピソード8では、両親は特別な誰かではなく名もない一般人で、お金欲しさにレイを売り渡した事が明かされていました。
その後、海外メディアでも「名もない一般人の子供があんなに強いフォースを持っているなんてありえない!実際のところ、レイの本当の両親は誰なの?」など噂が絶えなかったように思います。
こういったことはファンの間だけでなく公式でネタにもされていました。
エピソード9公開前に、海外の公式YouTubeチャンネルの番組でレイ役のデイジー・リドリーに色んな人が質問をするというコーナーで、最後の方にフィン役のジョン・ボイエガが特別ゲストで登場していました。
その際にジョン・ボイエガが「デイジー、結局レイの両親は誰なんだい?」と問いかけていました。
するとデイジーが……
「ジョン!あなたはその“答え”を知ってるでしょ!」と答える面白いシーンがありました。
僕はこのデイジーの言い方を聞いて、「やはりレイは単なる一般人なのではなく、何か他の特別な関係性があるんじゃないだろうか?」と感じました。
どうやらエピソード8の内容では、僕も含めスターウォーズ・ファンは誰も納得していなかったのですが、その辺の謎についても本作エピソード9で明かされることになります!
この辺のネタバレに関しては、直接の“答え”は書かないようにしたいと思うのですが……ヒントを!
レイの正体に関するある予想と噂⁉
というか、このヒントも2015年にフォースの覚醒(エピソード7)』が公開されてすぐの頃から海外のサイトやYouTubeチャンネルで予想されていたことなので、実は目新しいことではありません。
ある日本の雑誌社のサイトでは「エピソード7の時点においてレイの素性についての伏線はなかったので後付けだろう。」と書かれていましたが、それは違うんじゃないかな?と僕は思っていました。
上記にも書いたように、海外サイトでは2016年になった頃には既にこれから書くような予想が飛び交っていました。
2017年頃にはこういった予想を書いているサイトは、海外だけでなく日本のブログサイトでも幾つかありましたからね。
僕もこの予想は的を射てるんじゃないのかな?と3年程前からずっと思っていました。
その“答え”がエピソード8では語られず肩透かしを食らった気分でしたが、エピソード9で判明することとなります。
さてその予想とは、レイのライトセーバーの使い方にありました。
ライトセーバーのフォームでわかるレイの正体⁉
ライトセーバーには、後付け設定から公式設定になった7つの戦闘フォームがあります。
実は映画内でもジェダイやシス達がライトセーバーを適当に振っているわけではないんです。
例えばオビ=ワンが使う「ソレス」というフォームは防御特化型で、複数のブラスター攻撃から身を守ることに適しています。
その代わりに反撃が不得意で、ドゥークー伯爵が得意とするライトセーバー戦の一騎打ちに特化した「マカシ」には弱いといった設定があります。
エピソード2でオビ=ワンがドゥークー伯爵に負けたのはこのためです。
その時点では未熟だったアナキンもドゥークー伯爵に敗北していますが、エピソード3で成長したアナキンは、逆に「マカシ」よりも力強い攻撃に特化した「シエン」を用いて見事に勝利することになります。
この「シエン」は相手の防御の構えを弾くほどの強さを持つ攻撃的な戦法なのですが、逆に防御特化したオビ=ワンの「ソレス」との相性が悪く、惑星ムスタファーでの戦いが長引いたのはこのためでした。
こういったフォームの種類が全部で7つあるのですが、エピソード7の時点では未熟だったレイはこれらのフォームを使いこなすジェダイとしてではなく、本能のままライトセーバーを振り回すことになります。
しかし本能のままに戦ったレイのライトセーバーの使い方がある人物に似ていたことが当時からネット上で噂されていました。
それはエピソード7の最後でカイロ・レンと戦った時のライトセーバーの使い方でした。
その時にレイがライトセーバーを両手で握って一旦脇に引き、そのままライトセーバーを前に放ち相手を「突き」刺す使い方をしていました。
レイが劇中でライトセーバーを握って初めて繰り出した攻撃がこの「突き」でした。
その後も5~6回この特徴的な「突き」を放っています。
普通、素人が剣を使うのであれば「斜め上から下に向かって斬りつける」とか「横に振り払う」ような動作をすると思うのですが、レイは「突き」刺すような使い方を何度か見せていました。
レイが戦う前にフィンがライトセーバーを使ってカイロ・レンに立ち向かっていったのですが、その際にフィンは上記のような斬りつけたり振り払う使い方をしていました。
レイのような特徴的な「突き」を使ってはいませんでした。
最初はレイが女性なのでリーチが短いからこういった戦法を使ってたのかな?と思ったのですが、僕も何となく「はて?あの突きを多用する戦い方、過去に見たことがある動作のような?」と感じました。
それが誰なのか?はネットの予想サイトを見るまではわかりませんでしたが……
実はこの「突き」を多用するライトセーバーの使い方は、過去の映画版『スター・ウォーズ』において、レイ以外では1人しか使っていませんでした。
このことからネット上では2016年辺りから「レイとあの人物は何か関係があるのでは?」と騒がれていたのですが、その答えがエピソード9で明かされることとなります。
ちなみにその人物はライトセーバーのフォーム4「アタル」を得意とする人物です。
「アタル」を得意とする人物はこれまでに劇中に3名登場しているのですが……果たしてその人物とは?
その人物も映画で初めてライトセーバーを使った際の最初の一撃は「突き」でした。
レイと共通して最初の一撃が「突き」なのは、単なる偶然ではないと思います。
それぞれにライトセーバーのフォームがあるように、適当に「突き」を放ったようには感じられません。
その後レイはエピソード8でルークに師事しているのでフォームは変わっています。
カイロ・レンとの最初の戦いにおいて、本能で戦った時にこの「突き」刺す戦法を使っていたのです。
それにしてもこういった予想をするファンの人も凄いと思いますが、スター・ウォーズってこういった細かい設定をしっかりと作りこんでいることに驚きますね。
他にもレイがエピソード7で最初はライトセーバーを使うのを拒んで「巻き込まれたくない」と言ったことや、誰も待つ者がいないはずの砂漠の惑星ジャクーに戻ろうとしていたこともエピソード9を観ると理由がわかってきます。
ちなみにその人物と、レイ役を演じるデイジー・リドリーは同じイギリス出身の俳優であるため英国訛りの英語を話すという共通点も……。
まぁこの辺はこじ付けではありますが。(笑)
スター・ウォーズの世界観に英語の訛りは関係ありませんからね。(多分⁉)
もうひとつ、レイの正体ではなく名前についてなのですが、これはさすがにこじ付けっぽいのですが……一応書いてみたいと思います。
(※この部分は信憑性が低いので、まぁそんな説もあるよという程度で……)
ダース・ベイダーの名前の”Vader”がオランダ語で「父」を意味していたり、
ダース・シディアスの”Sidious”が英語の”insidious”=「陰湿な」「こっそり悪事を働く」「知らぬ間に進行する」を意味していたり、
ダース・モールの”Maul”が「傷つける」を意味していたり、
ドゥークー伯爵ことダース・ティラナスの”tyrannous”が「非道の」を意味していたりするように
キャラ名にも何かしらの暗喩があるように感じます。
そのことから「レイ」の名前は、ジェダイであるライトサイドを表す”Ray”=「一筋の光」というスペルなのかな?と思っていたのですが……
実際には”a”ではなく”e”でした。
“Rey”というのは人名でよく用いられるスペルなのですが、もしかしたら”Grey”から来ているのかな?と深読みしてしまったり……。
本来英語の「灰色」を表すグレイは”Gray”なのですが、日本のロックバンド名にも用いられていた”Grey”というスペルも間違っているわけでもありません。
こちらは主にイギリス英語で使われているスペリングです。
イギリス出身のデイジーが演じるのでイギリス英語にしたとか?
ちなみにルークの名前”Luke”はラテン語の「光」を意味しているのですが、レイはもしかしたら同じ「光」を表す”Ray”ではなく”e”のスペルからくる”Grey”なのかもしれません⁉
というのも、ルークのキャラ設定は「光」で間違いないと思うのですが……レイに関してはフォースのライトサイドを表す「白」と、ダークサイドを表す「黒」との間で揺れ動く存在のように感じます。
特にそのことが本作エピソード9で語られていたのじゃないのかな?と。
レイは、「白」と「黒」の中間に位置する「灰色」のキャラクターなのかもしれません。
エピソード8ではスノークと戦う際に「灰色」の装束を身に纏っていましたからね。
その後、カイロ・レンから手を組むように誘われて、「灰色」から「白」と「黒」最終的にどちらに染まるのか迷っていたことを表したのかな?……と。
ただこの説は、こじ付けなだけかもしれませんのでご了承を……。
フィンが言おうとしたある言葉の謎
更にもうひとつの細かい設定として……物語の根幹には関わらない程度のネタバレとして、フィンは『フォース=センシティブ(フォース感知者)』のようです。
劇中でフィンがレイに「何か」を告げようとするのですが……結局話せないまま終わります。
その後劇中でフィンがもう一度このことをレイに話すことはありませんでした。
「フィンがあの時言おうとした内容はなんだったの?」といった憶測がネット上でも飛び交っていましたが、監督のJ・J・エイブラムス自身が明かしていました。
あの時フィンは自分が『フォース=センシティブ』だと言うことをレイに告げようとしたのだそうです。
ちなみに「愛の告白をしようとした」という説は、フィン役のジョン・ボイエガ自身が否定しています。
(※実は「僕はポーを愛してる」と言おうとしたんじゃないのか?というジョークまでありました。笑)
この辺は公式のネタバレ……ということで。
もちろんエピソード9の中で幾度となくフィンが『フォース=センシティブ』であることを彷彿させるシーンが登場しますが……ここで前2作を思い出してみると、そういった描写が何度かあったんですね。
本作でもジャナがストームトルーパーから脱走する際に「神のお告げ」のような物を感じたように言っていましたが、それがレイによるフォースの力だったようです。
フィンがエピソード7の最初の方で虐殺に加担しなかったのも、無意識のうちにレイのフォースを感知したからなのでしょう。
それによって目が覚め「何か正しいことをしたい」と思うようになったのだと。
またマズ・カナタがフィンの目をじっくり見ていたシーンも、単にフィンが嘘を付いていた事を見抜くだけでなく『フォース=センシティブ』であることを感じ取ってのことだったのでしょう。
エピソード7の副題『フォースの覚醒』とは、単にレイが覚醒したというだけでなく、フィンも含めジャナ等世界中に広がる『フォース=センシティブ』の能力を秘めた者たちの『覚醒』でもあったんですね。
これでジェダイでもないフィンが、元ストームトルーパーなのにライトセーバーを割と上手く使いこなせていたのが納得できた気がします。
エピソード7の時点で既にマスタークラスのカイロ・レンの攻撃を何度か防げたのも、フィンが『フォース=センシティブ』だったからなのでしょう。
通常のストームトルーパーであれば、フォースを用いたカイロ・レンの攻撃を何度も防ぐことは不可能に近いはずです!
それどころか何もできないまま一瞬で斬り刻まれてしまうことでしょう。
しかしフィンは、カイロ・レンのフォースの流れを少しは読めていたからこそ防げたのでしょう。
だからあそこまで善戦出来たのでしょう。
しかも一撃食らわせていましたからね!
通常のストームトルーパーがシスの暗黒卿に一撃食らわせることが出来るようには思いません。
フィンが特別だったから出来たことなのでしょう!
レイだけでなくフィンもこの続三部作(シークエル・トリロジー)において重要な人物だということが感じられました。
ドロイドのBB-8を省いた登場人物の中でレイが最初に知り合ったのがフィンでしたからね。
かつてのルークとレイアのように、この2人が主役なのでしょう。
もちろんエピソード9でも、最後の戦いでフィンが大活躍します!
ルークとレイアが兄妹であったように、レイとフィンが「恋仲」にならなかったのも良かったと思います。
お互いを気に掛けながらも、あくまでも最初に出会った「大切な友人」という立場のままなのが良かったです。
「“男女の友情”は成立する派」の僕としても安易に「恋仲」にならなかったのでホッとしました。(笑)
総合して満足な出来だったエピソード9
世界中にファンが多いだけに本作エピソード9も今後、賛否両論が繰り広げられると思いますが、僕は満足な形で終われたんじゃないかな?と思います。
難点は、レイ役のデイジー・リドリーがもう少し演技力を付けてアクションも頑張って欲しかったかな……と。
ところで、予告編でも登場していた暗黒面に落ちたようなレイのシーンがあったのですが、それも本編で登場します。
果たして、レイの闇堕ちはあるのか?
そしてカイロ・レンの光堕ちはあるのか?(笑)
カイロ・レンの改心も散々ネット上で語られていた内容ではありますが、その答えもエピソード9を観るとわかることでしょう。
その他にも前作でホルド提督が最後の手段として行ったハイパースペース特攻についてもエピソード9で言及されています。
しかしこれまでシリーズに皆勤賞だったアクバー提督がいなくなってしまったことには……残念ながら触れられていません。
これは悲しい……。(笑)
しかしアクバー提督追悼物語はコミック版で語られているのだとか……。
詳しくは『スター・ウォーズ:去りし日の希望』を!
ちなみにエピソード4にて、帝国の超兵器デス・スターを破壊する任務にあたったレッド中隊の隊員のルーク以外の唯一の生き残りウェッジ・アンティリーズも最後に登場します。
ランド・カルレジアンが援軍を率いて現れた際に「さすがだな、ランド」と言っている渋いおじさんが、年を取ったアンティリーズです。
憎い演出ですね!
それからハックス将軍は、雑な扱いでした。(笑)
前から思っていたのですが、ダース・ベイダーの頃の銀河帝国軍の人間の部下達やファーストオーダーの人間の部下達はどこから雇われているんでしょうかね?
ベイダーやスノークが面接していたのでしょうか?
どちらにしても失敗するとフォースチョーク(首絞め)で本当の意味での首になっちゃうので、超絶ブラック企業ですよね。(笑)
クローンについても久しぶりに語られています。
そして公開前から噂になっていた原題にある”The Rise Of Skywalker”の”rise”という単語なのですが、邦題では『スカイウォーカーの夜明け』と訳されていたので、前作の『最後のジェダイ』のようにスカイウォーカー一族の物語が終焉を迎えることなのかな?と思っていたのですが……
それは正しくもあり間違いでもあったのかな?……と。
“rise”には「増える」「増加する」の意味もあります。
果たしてその真意とは……⁉
過去の様々な謎が解明される反面、新たな謎が出てきたり未解決のままの謎も残されたままの作品といったところです。
それではエピソード9をまだ未見の方は、この年末年始のお休みにぜひ映画館や動画配信サービスなどを利用してスター・ウォーズ最終作を楽しんでください♪
以上、【スター・ウォーズ エピソード9 『スカイウォーカーの夜明け』 を観に行きました。】でした。
今回でスカイウォーカー・サーガに終止符が打たれることとなりましたが、今後もエピソード10~12の制作が決まっているようなので、違った内容で続いていくことでしょう。
エピソード10からは、三部作形式ではなくなると噂されています。
もしかしたらエピソード8でカイロ・レンが語っていたように「ジェダイもシスもいなくなった」世界が始まるのかもしれませんね?
ジェダイでなくてもフィンのように『フォース=センシティブ』の能力を持った人物が出てきたことですからね。
今後、続三部作(シークエル・トリロジー)で再登場したルークやハン・ソロのようにレイやフィンもいずれ再登場してくれたら面白いですよね♪
エピソード10からは、レイやフィンの続編が語られていくのか?
それとも新たなキャラを主人公にした物語が始まっていくのか?
今からとても楽しみですね。
『最後のジェダイ』と同じくライアン・ジョンソンが監督を務める予定なので、もしかしたらエピソード8の最後に登場したフォースを使っていた少年が主人公になるのかも?
そこにジェダイ・ガーディアン(青色)とジェダイ・カンセラー(緑色)の中間に位置するジェダイ・センチネル(黄色)へとなったレイが登場して、彼を導く展開になったりして⁉
妄想が膨らみますね。(笑)
2022年を待ちましょう!
オマケ⁉
いつものiPadで描いたカイロ・レンの絵です。
この絵のサブタイトルの”Show me again, grandfather, and I will finish what you started.”「すべて、終わらせる」とは、エピソード7『フォースの覚醒』のセリフです。
この言葉通りにエピソード9で全てが終わるのか⁉
ぜひ映画を観て確認しましょう!
ついでに色塗り前の下絵も掲載しておきます。
カイロ・レンも悪くないキャラでしたが、祖父のダース・ベイダーと比べると……役不足に感じます。
※このブログに掲載しましたイラストの無断使用や無断転載はご遠慮ください。
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