カテゴリー:Movie

2021/08/01

ドイツ映画とジャズとブルースと…

 
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近年のドイツ映画に使用されていたジャズとブルースと…使用音楽の関係についての関係性を書いたブログ記事のタイトル画像です。

名作の多い近年のドイツ映画を観よう!

ドイツ映画にハマった2021年の夏…

久しぶりにこのブログの“Movie”のカテゴリーを更新します。

 

2019年の年末にスター・ウォーズ エピソード9 『スカイウォーカーの夜明け』 を観た感想を書いて以来となるので、およそ1年8ヵ月振りですね。

 

その間にも色々な映画を観てはいるのですが…どうしても音楽好きの僕は“Music”のカテゴリー更新ばかりについつい集中してしまいます。

 

さて、今回かなり久しぶりに“Movie”のカテゴリー記事を書こうと思い立ったのには理由があります。

 

それは…最近映画にハマってしまったからです。

 

実は先月になるまで映画を観たことがなかったのですが、ちょっとしたきっかけで観ることとなりました。

 

それはある映画女優がきっかけでした。

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ニーナ・ホスきっかけでドイツ映画にハマる!

その女優とは…僕のお気に入りの米ドラマHomelandでルパート・フレンドが演じるピーター・クインの元恋人アストリッド役を演じていた女優ニーナ・ホスです。

 

準レギュラー扱いながらもシーズン5で主役のキャリーと共にクインに対する複雑な三角関係を演じたのが印象的でした。

 

そのニーナ・ホスの主演3作品をまとめたボックス・セットが僕のAmazonアカウントに「おすすめ商品」として表示されたのがきっかけです。

 

おそらくHomelandを何度も調べていたので、その関係でニーナ・ホスのボックス・セットも関連商品として表示されるようになったのでしょう。

 

このボックス・セットには…

 

2012年の作品『東ベルリンから来た女』

 

2014年の作品『あの日のように抱きしめて』

 

そして2017年の作品『男と女、モントーク岬で』

 

の3作品が収録されています。

 

更にニーナ・ホスの美麗なポストカードが3枚封入されています。

 

そこで気になったこのボックス・セットと、更におすすめで表示されていた『希望の灯り』という映画も同時に購入していました。

 

これら4作品を観て一気に映画にハマってしまった…といった単純な理由です。

 

どれも現代まで続くナチスドイツによるホロコーストの問題や東西ドイツの分断による監視社会で生きる人々を描いた映画になります。

 

ドイツの作品に必ず付きまとう暗い歴史ですね。

 

苦しい状況でも日々の些細な出来事を大切にして生きていくことの大切さを感じさせてくれます。

 

それでは今回は、この4作品の中から『希望の灯り』と『あの日のように抱きしめて』の劇中で使われていた古いブルースの曲とジャズの曲について書いてみたいと思います。

映画に使われていた効果的な楽曲

映画のシーンで使われる音楽に意味があることは、映画の有史以来当たり前のことではありますが…今回観た映画の中でも音楽が効果的に使われた印象に残ったシーンがいくつかありました。

 

まずは映画『希望の灯り』です。

 

終盤に古いカントリー・ブルースマンのサンハウスが手拍子のみで歌う黒人霊歌”Grinnin in Your Face”が使われていました。

 

この曲の「周りになんと言われようが気にするな!お前は自分の心を信じていればいいのさ!」といった歌詞が映画の主人公の状況と重なります。

 

新しく人生をやり直そうとローカルなスーパー・マーケットに勤め始めた主人公は、若気の至りで全身にタトゥーを入れてしまったため周囲から奇異な目で見られたりします。

 

また過去の犯罪歴を背負いながらも真っ当な職に就き普通に生きようとするも悪友から「昔みたいにつるまないか?」と誘われてなかなか上手くいかなかったり人生に迷いが生じます。

 

更には勤務先の同僚である人妻に恋をするも、そのことが職場ですぐに噂になったり…・

 

それでも自分を信じて懸命に生きようとする姿はサンハウスの歌う歌詞とマッチしていました。

 

そしてもう一つ、映画『あの日のように抱きしめて』で主人公が”Speak Low”を気にいるシーンが印象に残りました。

 

この映画は、ナチス強制収容所から奇跡的に生還した女性を描いた映画です。

 

彼女が終戦後に離れ離れになった夫を探す物語が主軸となっています。

 

今となってはジャズ・スタンダードとなったこの曲”Speak Low”はユダヤ系ドイツ人クルト・ヴァイルが第二次世界大戦中の1943年に書いた名曲です。

 

クルト自身もユダヤ人迫害を恐れてアメリカに亡命した人物です。

 

「そっとささやいて。私たちの時間は束の間。時はすぐに過ぎ去り愛は短い。私は待っている。あなたが声をひそめて愛をささやいてくれるのを。」

 

“Speak Low”の歌詞が、終戦後に生き別れた今でも愛する夫を探す主人公と、「妻は死んだ」と思い込み愛は過ぎ去ったと諦める夫とのすれ違いのようでマッチしていました。

 

“Speak Low”の歌詞の引用元となるシェークスピアの時代から続く「愛のささやき」は、国や時代が違えど片想いする人々の心境を表した名文ですね。

 

ちなむに僕はビリー・ホリデイにサラ・ヴォーンやディー・ディー・ブリッジウォーター等、特に女性ボーカルで歌われたバージョンが好きです。

 

インストならグラント・グリーンの1965年作品『I Want To Hold Your Hand』に収録されたものがお気に入りです。

 

ちなみに映画の最後で”Speak Low”を主人公が歌うシーンが重要な役割を果たしています。

 

あのシーン…はっとします。

 

その内容は…観てのお楽しみ⁉︎ってことで。

 

今回いくつか観た映画なのですが…どこか淡々としていて多くを語らず合理的に物語は進んでいくけれども、それぞれのシーンが印象的で独特の哀愁を感じさせるところが気に入りました。

 

また結末を語らず唐突に終わるところも、観る人それぞれに解釈を委ねてるようです。

 

このモヤッとした感じこそ想像力を掻き立たせます。

 

芸術はただ受け身になって鑑賞するだけでは何も起こりません。

 

こちらから理解しようと歩みよることが必要ですね。

 

映画にとって音楽は非常に大事な要素の一つだと再確認した週末でした。

 

映画、侮れません!

 

 

 

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