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2017/08/16

ホラーな映画を3本観ました……。3本目『チェインド』

さて3本目の最後は『チェインド』を観ました。

ホラーな映画を3本観ました……。3本目『チェインド』

 

 

『チェインド』を観た感想を書いてみます。

 

 

 

 

 

※ネタバレ含みます……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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物語のおおまかな内容は……

 

9年後年後に知る 数奇な運命―

ある日、少年ティム(エイモン・ファーレン)と彼の母親を乗せたタクシーが郊外を走っていた。
突然、親子はそのタクシー運転手ボブ(ヴィンセント・ドノフリオ)によって拉致監禁されてしまう。
実はこの男の正体は、連続殺人鬼であった。
そのまま自宅に連れ去られ母親は殺され、その日からティムはラビットと命名され、鎖でつながれたままの監禁生活が始まった。
以来、ティムはこの殺人鬼と生活を共にし、ボブが連れてくる“獲物”の処理を手伝わされ、地獄の日々を過ごすのであった。
それから9年―、青年になったティムは、このままの不遇な人生に疑問を抱き、自らの人生を切り開く為に脱出を試みるのだが・・・。

 

という感じです。

 

超常現象や霊的なものは一切出てこず、実際にも起きてそうな事件だな……という恐怖感がありますね。

 

物語の始まり……

 

ある日、母親と息子のティムは、出かける前に父親に「今日はタクシーで帰って来なさい。」と言われて出かけることになります。

 

そして帰りに父親に言われたとおりにタクシーを捕まえて、親子2人で乗り込むのですが……

 

2人を乗せたタクシーは、目的地近くになっても止まらず、ドンドンと進んでいく……。

 

怪しく思った母親が携帯で電話をしようとするのですが……タクシーの中では圏外になっていて電話が通じない……。

 

そして人里離れた一軒の家に連れていかれ……

 

タクシー運転手は母親をタクシーから連れ出し、奥の部屋へと連れて行きます……。

 

連れていかれる前に、母親は息子のティムに「耳を閉じていなさい……」と涙ながらに忠告するのですが……恐怖のあまり身動きの取れないティムは茫然としたまま母親の悲鳴をただただ聞くだけでした……。

 

その後、飛び散った血が付いたシャツを着たタクシー運転手の男ボブがやってきて……ティムを部屋に連れて行く……。

 

「お母さんは?」と尋ねるティムに、ボブは……

 

「もう一生母親には会えないぜ!」と吐き捨てる……。

 

おそらく母親は、ボブに犯された後に殺されたのだろう……。

 

奴隷にされるティム……

 

しかしボブは、ティムを殺すことはなく、奴隷のように飼うことにした……。

 

足枷をつけて長い鎖で括り付け外に逃げ出せないようにして、ボブの身の回りの世話をさせている……。

 

朝食などの用意は全てティムが作り、またボブが食べ残したもののみ食べることが許される……。

 

ティムは、ボブの食べ残しの残った皿を、まるで犬のように食べカスを舐めまわす……。

 

幼く無邪気な子供が本来するべきではない……本当に奴隷扱いで……。

 

ティムにはこの他にもいくつかの役目があった。

 

新聞に載った行方不明者(犯人はボブ)の捜索願いなどの記事をスクラップするのもティムの役目だった。

 

被害者の女性の死体は、裏庭に埋めてあるのでボブは捕まることがなかったのだ。

 

またボブが女をさらって来た日は、家のベルが鳴ると10秒以内に扉を開けなければいけない……。

 

連れ込んだ女は、ボブが犯した後、殺害し……その死体を処理するのもティムの役目……。

 

床にこびりついた血を拭き流し……袋に詰めた死体を穴を掘って埋める……。

 

 

こんな地獄のような生活が9年も続く……

 

9年経ち、18歳になったティム……。

(なぜかイケメン化……苦笑)

 

年老いたボブはティムに勉強をするように勧める。

 

といってもまともな教育ではない……。

 

人殺しのために人体の仕組みを学ばせるのだ……。

 

臓器(急所)の場所や頸動脈の斬りかた……体重の調べ方など……。

 

それを覚えさせて自分のように女を犯して殺人を出来るようにティムを仕立て上げようとするボブ……。

 

ある意味、自分の跡継ぎの殺人鬼を育て上げようとしているのだ……。

 

ティムは拒むが、知識を身に付ければこの生活から解放してやるとボブは言う……。

 

仕方なしに知識を身に付けようとするティム……。

 

ある提案……

 

そして……ある日、ボブはティムに女の味を覚えさせようと提案する。

 

どの女をティムの相手にするのか選べ……と売春婦の載ったリストから女たちの写真を見せるボブ……。

 

そう、ティムの選んだ女をさらってきて、ティムに犯させて殺させるように仕向けているのだ……。

 

ティムを自分の跡継ぎの殺人鬼に仕立て上げるために……。

 

拒むティム……。

 

しかし無理やり女を選ばされる……。

 

そして女をさらってきて部屋に閉じ込めて、ティムに「やれ!」と言うボブ……。

 

ティムは「僕には出来ない……」と拒むが

 

「お前がやらないなら俺が代わりにやってやる!」と突き返すボブ……

 

ボブにやらせると確実にこの女は犯され殺される……そんなことにでもなれば、怒ったボブによってティム自身の命の保証もないだろう……。

 

そして仕方なしにティムはボブの言うことを受け入れる……。

 

後のことをティムに任せて2人を部屋に残して出ていくボブ……。

 

「いつからここにいるの?」と女に尋ねられ、ティムは「9歳の頃から……」と答える。

 

「2人でここから逃げ出そう?」と言う女……。

 

事情がちゃんとのみ込めていない女は、自分がティムの初体験の相手になってやり肉体関係を結べばきっと解放されるのだと勘違いしている……。

 

そして自分がリードするのでティムと関係を結ぼうとするのだが……

 

ティムに真相を知らされる……。

 

「あの男は僕に君を殺すように言っているんだ……。もし僕が殺さなかったとしたら2人ともあいつに殺されてしまう……。」とティムは震えながら言う……。

 

事情が分かり怯える女……。

 

しかしティムは自分が何とかするから任せてと落ち着かせようとする……。

 

しかしあまりに時間がかかっているためおかしく思ったボブが様子を見に来る……。

 

そして扉を開けると、女と抱き合っているティム……。

 

それを見て「やれ!」と促すボブ……。

 

仕方なくティムは女の脇腹をナイフで刺してしまう……。

 

「これでいいだろ!後は僕に任せてくれ!」と涙ながらに怒鳴るティム……。

 

それを見て満足したボブは2人を残して部屋から出ていく……。

 

解放されるのか……?

 

死体を処理して部屋に戻ってきたティムに、満足したボブは、彼の足枷を外してあげる……。

 

ティムはただ一言……「ありがとう。」とだけ言う……。

 

しかしこれで解放されるわけではない……。

 

より殺人がエスカレートするのみ……。

 

ボブはティムを自分の跡継ぎにしたいのだ……。

 

そこで、ティムは「ハンティングに連れて行ってよ。」とボブに提案する……。

 

そしてティムをタクシーまで連れて行くボブ……。

 

捉えられた日からおよそ9年振りに自分がさらわれた時に乗ったタクシーを見て、母親の叫び声を思いだし、怯えるティム……。

 

タクシーの脇に座り込んでしまい中々動き出せないでいるティムをボブは急いで車に乗れ!という……。

 

助手席に乗ったティムを連れて……ボブは生贄となる女を探しに行く……。

 

タクシーで夜の街を徘徊する中で、ボブは「売春婦はダメだ……今のお前の年頃の大学生の女はどうだ?」と提案する……。

 

しかし今日は良い女が見つからずに、ハンティングはまた次の日にして、今日は家に帰ってティムの初体験のビデオでも見るか?と提案するボブ……。

 

「え……?全て録っていたの?」と驚くティム……。

 

そう、ボブはまだ観てはいなかっただけで、ティムの全ての行動を隠しカメラで録画していたのだ……。

 

実際の初体験?

 

実はティムは、ボブが見ていないと思い……さらって来た女とは肉体関係を結ばずに、2人で無事に逃げれる案を練っていたのだ……。

 

ボブに知識を身に付けるように言われたおかげで、人間の臓器(急所)の場所に精通しているティムは、女の脇腹を指すときに急所を外していた……。

 

しかしこのままほっていると刺された女の命は2日も持たない。

 

急所は外しているとはいえ、なるべく早くに病院に連れて行かないと女は助からないであろう……。

 

そこで女を地下に埋める振りをして女を地下に隠すティム……。

 

そしてティムは脱走計画を実行する……。

 

ボブと一緒に街に出て、警察にボブを捕まえさせるのだ!

 

タクシーに血文字

 

助手席から、近くを通るパトカーの方をチラチラ見ているティム…。

 

ティムの様子がおかしいことに気づいたボブは、車を止めてティムを怪しみだす……。

 

ガラス窓に映った自分のタクシーのドアを見ると……そこには血文字で『help』と書かれたいたのだ……。

 

そう、タクシーに乗る前にティムは、かがんで血文字で『help』と書いていた。

 

怯えているふりをして、血文字で助けを求めていたのだ。

 

それを見つけて怒り狂ったボブは血文字を拭きとり、ティムに全てを吐き出させ、女が生きていることを知り、慌てて家に戻る……。

 

女を始末するのだ……。

 

 

ついに反抗!

 

女を見つけ出したボブは、殺そうとするのだが、ティムは女を守るために必死で追いかける……。

 

閉じられたドアをバールでこじ開けて、ボブの元に駆け付ける……。

 

そしてティムはついに……

 

ボブを刺し殺すのだった……。

 

ついに……ティムはボブの監禁生活から解放されたのだ……!

(女も生きていたようです。その後出てきません。)

 

父の元へ……

 

その後、ボブの監禁から解放され、ボブの死体を裏庭に埋めたティムはある行動にでる。

 

ボブに渡されていたスーツに着替えて、ある人物の元に会いに行く……。

 

豪邸のベルを鳴らすと、犬が吠え、その犬に静かにするように言う、一人の中年男性が扉を開ける……。

 

「どなた?」と尋ねる男に、ティムは……

 

「犬はうるさいから飼えないって言ってたじゃないか……。」と弱々しく言う……。

 

それに気づいた男は、ティムが数年前に行方不明になっていた自分の息子だとわかった。

 

そう、この男はティムの実の父親だったのだ……。

 

9年前にティムと母親がさらわれてから、父親は別の女性と再婚をして子供を作り新しい生活を手に入れていたのだった……。

 

「ティム……?生きていたのか……?」……と気づく父……。

 

「さぁ、入ってくれ!」とティムを家に招き入れる父。

 

家の中では新しい妻と小さい子供がいた。

 

ティムは「僕の弟?」と驚く……。

 

これで一件落着?

 

では、なかったのがこの映画の面白かったところです!

 

そう、ティムはボブの家で新聞などをスクラップしていたので全てに気づいていたのだ……。

 

ティムの実の父親は、ボブの弟だったのだ……。

 

そう、父は……ティムと母親の存在が邪魔になったので、普段はタクシー運転手をしている変態殺人鬼になった兄の元へわざと送ったのだった……。

 

それにまんまとひっかっかった母親はボブに殺され……またティムも9年もの間、監禁奴隷にされてしまったのだ……。

 

全ては父の仕組んだこと……。

 

この話を盗み聞きしていた父の新しい妻は、どういうことなのか?説明するように父を責め立てるが……

 

キレた父に逆に犯されそうになる……。

 

まるでその姿は女を襲う時のボブそのもので……。

 

ティムは、ついに父親の後頭部を殴りつけ殺してしまう……。

 

妻は自分の旦那のしでかしたことにショックを受け、ティムにこの場は自分に任せて、今すぐこの家からを立ち去るように言う。

 

旦那が強盗に殺されたとウソの通報をしてティムを助けてくれたのだ……。

 

ついにティムは解放されたのだった……。

 

 

 

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殺人鬼の子は殺人鬼?

 

さて、なかなかディープな話ではあったのですが……

 

もともとボブが精神を病んで女を犯して殺すようになったのは幼少期のトラウマからであったという描写がなされています……。

 

夜、うなされて眠るボブ……。

 

子供の頃のトラウマの夢を見ていた……。

 

そこでは、頭のおかしい父親が、ボブに母親を犯せというのだ……。

 

無理やり肉体関係を結ぶボブ……。

 

その様子を父親と弟(ティムの父親)が見ていた……。

 

泣きながら母親に抱き着くボブ……。

 

しかし母親は「離れなさい!」とボブを冷たく突き放す……。

 

このことがトラウマとなり、女性をモノとしか見れない歪んだ性格のまま大人になったボブは、女性をさらって犯して殺すことを続けるのだった……。

 

さて……ボブの弟(ティムの父親)も、カッとなって新しい妻を犯して殺そうとしていました……。

 

それに最初の妻やその息子(ティム)ですら、自分が邪魔だと思えば、彼らを騙して殺人鬼の兄に殺させようとした卑劣な外道です。

 

またティムも、相手が最低の殺人鬼だったとしても……正当防衛だったとしても……ボブと実の父親の2人を殺してしまっています……。

 

最後のシーンで、ティムは解放をされて自由を手に入れたはずなのですが……

 

結局は、ボブの住んでいた人里離れた家へと戻っていくシーンで終わります……。

 

そしてエンディングロールが流れている真っ暗な画面の中、家の中で何かを片付けているような音がガチャガチャ鳴っている……。

 

ポジティブに考えれば……ボブの持ち物などを片付けて、その後この家を離れて普通の生活に戻るティム……。

 

 

しかしネガティブに考えると……その後、結局普通の生活には戻れずに……いつの間にかボブのようになるティムの姿が思い浮かびます……。

 

 

9歳の頃から、まともな青春時代を過ごせず、同年代の人間と遊んだりしたこともなく、教育を受けたこともなく、ティムにある特殊技能と言えば殺人のための人体に関する知識……。

 

世間を知らない人間が、果たして自由になったからといって、まともな職に就き、温かい家庭を築いていけるのでしょうか……?

 

性犯罪者などの再犯率は8割というデータがあるように、そんな簡単に直せるようなものではないのでしょう……。

 

人間の性質を遺伝のせいにするのはよくありません……

 

それに人間の個性は個々の人によるのはもちろんだと思います……

 

父親がクズだからといって、その息子が必ずしもクズになるとは考えられません。

 

しかしその父親と同じような環境で育った場合は、高い確率で父親のようになる可能性はあると思います。

 

逆に別の環境で良い家庭環境に恵まれ、(例えばクズな父親の元を離れて優しい祖父母に育てられたりとか……。クズな父親と離婚して母親が良いパートナーとめぐり会い、優しい義父に出会えたりとか…。)良い友人に出会った場合は、遺伝に関係なく素直な良い人間になれると僕は信じています。

 

人間の能力は遺伝では決まらないと僕は考えますし、世襲制などは馬鹿げていると思う方なのですが、人間の成長には周りの環境が強く影響すると信じています。

 

 

ティムの家系を見ていくと……

 

祖父は父とその弟を虐待していた頭のおかしな人間で……祖母も冷たい人間で……

 

伯父のボブは変態殺人鬼で、父親は自分と母親を簡単に見捨てるようなクズ人間で……。

 

しかも人生で特に多感な時期の青春時代に9年もの間、監禁生活を余儀なくされたティム……。

 

まだ18歳だから、感傷的になり最初の女を助けたのだけれども……これからはボブの監視もなく、自分ひとり……。

 

果たして今後出会う女性たちとまともにコミュニケーションをとることが出来るのだろうか?

 

2度も殺人を犯した人間(+1度の殺人未遂)で、しかも誰も身寄りのいない状態で……今後、殺人衝動を抑えることが出来るような恵まれた環境で生活できる可能性はあるのだろうか?

 

本人はまだ若いから拒んでいても……おそらくボブに教え込まれたせいもあって殺人の知識や技能に関しては一流レベルになっている可能性も……。

 

この後……ボブのようにならない!……とは断言できないと言えます……。

 

そういった怖さがこの映画にはありました……。

 

 

 

怖さレベルは(人にもよりますが……)僕の中では星5が満点なら
こちらは星2.5ぐらいでした……。

 

今回、感想を書いた3本の中では一番現実に起こりそうな怖さがありますね……。

 

最後に観たこれが一番印象的でした……。

 

個人的にはお勧めの映画ですが、観る人を選ぶ映画だな……とは感じます。

 

観る場合は良く考えてから、自己責任で観ることをお願いします。

 

以上、お盆に観た3本のホラー系の映画でした!

 


 

 

1本目『イット・フォローズ』

 

 

 

 

 

2本目『ヴィジット』

 

 

 

 

 

 

 

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