カテゴリー:Movie

2014/01/11

デンゼル・ワシントンVsラッセル・クロウ……『アメリカン・ギャングスター』

実在したアメリカンギャングスタ

 

『American Gangster – アメリカン・ギャングスター』

デンゼル・ワシントンVsラッセル・クロウ……『アメリカン・ギャングスター』
デンゼル・ワシントンVsラッセル・クロウ……『アメリカン・ギャングスター』

昨年末に買ったアメリカンギャングスタのDVD3枚組のコレクターズBoxの劇場版に約18分のシーンを追加したロング・バージョンのエクステンデッド・エディションを観ました。

 

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数奇な運命と奇妙な友情

Disc2の『堕ちた天使:メイキング・オブ・「アメリカン・ギャングスター」』に”トゥルーブルー:真実の物語”や制作の裏舞台などのチャプターがあり、そこで実際のフランク・ルーカス(映画ではデンゼル・ワシントンが演じる。)とリッチー・ロバーツ(こちらはラッセル・クロウ)が出演しており、彼らがまるで映画の様な(……ってこうやって実際に映画化してるんですが……)数奇な運命と奇妙な友情について語る場面がある。

 

リッチーは、検察を辞めた後に弁護士へと転職するが、その最初の依頼人がフランク・ルーカスであるという。

 

また15年の刑期を終えて出所したフランクを迎えに来たのがリッチーだったという。
その場面が劇場版ではカットされており、エクステンデッド・エディションでは老いたフランクを迎えに来るリッチーが描かれている。
ちなみに写真2の教会から出てきたデンゼルを待ち構えて逮捕するラッセルのシーンは、(これが2人の初対面)最後に刑期を終えてフランクを迎えに来たリッチーとの対比になっている。かつては存在こそお互い認識していたがまだ見ぬ敵同士だった2人が15年後に旧知の友として顔合わせをする……渋く憎い演出である……。

 

売っているものこそ違法なものではあるが、フランクは資本主義をうまく利用したある意味では成功者であったが、その後罪を償うべく15年間刑務所生活を送る。

 

その一方で決してフランクの様な一時的ではあれど莫大な金を手にすることはなく
賄賂も受け取らないため周りの汚職警官たちから嫌われていたリッチーとの対比が面白い。

 

法廷で緊張してうまく喋り出せないリッチーと、余裕な表情でその姿を見据えるフランク……あまりに正反対な男たち……。

 

映画の最後のシーンで、出所したフランクが、リッチーとNYの街を歩きながら移り行く街並みを観て、自身が若い頃にバンピーに言い聞かされたようなことを口にする。

 

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また若いギャングたちがフランクにブツかりそうになり睨みつけられるが一歩も引かないフランク。
まさかそのギャングたちがこの老人を15年以上前にハーレムを仕切っていたギャングスターだとは誰も思わないだろう……。

 

そしてフランクがふと「若さが羨ましい」と口にする。
その直後、道路を渡ろうとしてフラついたフランクが車に轢かれそうになり
リッチーがフランクの腕を引いて止める。

 

確実に老いた過去のギャングスターは、もはやただの「一般人」でしかないと言っているかのようでもある……。

 

人類の歴史上、衰退しなかった文明や国はひとつとしてないのだが、人も老いて衰えていく……。
アメリカの資本主義をうまく利用して(例えそれが違法な麻薬ビジネスであっても……)
一時は頂点を極めるが、しかしその成功はいずれは崩れ去っていく……。

 

まぁこの辺の話はいくら本人たちが制作に関わっていようが、物語をより面白くするためにだいぶ脚色はしているのだろう。

 

しかし特典映像で見る実際のリッチーはとても人柄の良さそうなおじさんで、老いたといえど実際のフランクにはまだまだ完全には消えていない威厳が残っている。

 

しかしこの2人は、その後は家族ぐるみで親友同士になっていた。
リッチーはフランクの子供たちの名付け親にもなっていて、またフランク曰く
「リッチーはとてもいい人」なんだそうだ。

 

こういった裏話が観れるのが特典映像のいいところですね。

 

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