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2019/04/26

初代X-MENを現代風にリニューアルした『X-MEN : シーズンワン』を読もう!

初代X-MENの物語を現代風にリニューアルした『X-MEN : シーズンワン』をご紹介します。

1963年から始まった長い歴史を持つX-MENの物語を2012年に現代風にリニューアル!

アメコミを代表する大人気シリーズのX-MENは、マーベル・コミック社から1963年に初めて出版されました。

 

既に半世紀以上経っていますが、2000年代に入ってから実写映画の大ヒットに伴い、今でも人気のコンテンツです。

 

さて、そんなX-MENには長い歴史の中から数多くのキャラクターが登場しています。

 

大人気のウルヴァリンにストーム、見た目のかっこいいガンビットにローグ、他にもコロッサスやナイトクローラーなど数多くのキャラクターが存在しています。

 

しかし最初のX-MENは、たったの5名から始まっています。

 

そのメンバーは……

 

サイクロップス[本名:スコット・サマーズ]
マーベルガール[本名:ジーン・グレイ]
ビースト[本名:ハンク・マッコイ]
エンジェル[本名:ウォーレン・ケネス・ワージントンⅢ世]
アイスマン[本名:ロバート(ボビー)・ドレイク]

 

この5人が初代X-MENです。

 

彼ら5人が、ミュータントを正義の教育するために設立された「恵まれし子らの学園」の生徒としてプロフェッサーXの下で学ぶことから物語は始まっています。

 

それでは今回は、1963年に刊行された初代X-MENの物語を現代風にリニューアルした『X-MEN : シーズンワン』をご紹介します。

 

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新たに制作されたオリジナルX-MEN

現代風にリニューアルした『X-MEN : シーズンワン』

 

2012年にリニューアルされた本作は、日本では2016年に邦訳版が発売されています。

 

メンバーの衣装も1963年当時のオリジナルの絵を基調にしつつも、どこか現代風に仕上げられています。

 

また絵柄もデジタルでカラーリングされているので、とても現代風です。

 

先にもご紹介しました初代X-MENは、『ミュータント種』という突然変異した遺伝子を持つ者たちです。

 

そのため通常の人間のようでいて、超人的な能力を持っているのが特徴です。

 

初代X-MENのミュータント能力

 

まずサイクロップスは、目から『オプティック・ブラスト』という強力なビームを発射することが出来ます。

 

しかしこのビームは制御不能で、『オプティック・ブラスト』を遮るルビークォーツ性のバイザーやサングラスを常に着用していなければいけません。

 

戦闘用のユニフォームを着用時に付けているバイザーは、側部のスイッチでバイザーの開き具合を調整できます。

 

サイクロップスが攻撃を仕掛ける時にバイザーに手を添えているのはそのためです。

 

ちなみにこの『オプティック・ブラスト』は、異次元や宇宙からのエネルギーのようで、サイクロップスの目をそのエネルギーが放出される『門』としているようです。

 

またこの『オプティック・ブラスト』は、破壊光線ではないのでブラストが当たった物が溶けたりするようなことはありません。

 

あくまでも力学的な衝撃波なのでブラストの圧で吹き飛ばされたり、衝撃で壁が崩れたりするのみです。

 

そして赤毛の女の子マーベルガールは、テレパシーやテレキネシスなどの能力を持つミュータントです。

 

考えるだけで遠くにある重い物を持ち上げたり、敵に対して精神攻撃を仕掛けたりすることができます。

 

ビーストは、その名の通り獣のような鋭い反射神経を持っています。

 

天井にぶら下がったり、壁を簡単によじ登ったりできます。

 

腕力も人間よりもあるため、重たいパンチを敵に食らわすことが出来ます。

 

まだこの頃は人間の姿をしています。

 

その後、ビーストは実験の失敗から青い毛むくじゃらの怪物のような姿に変身してしまいます。

 

しかも2000年代にはネコ科の成分まで混じってしまい、口元が「 ω 」のマークになって少しかわいくなっていたりもします。(笑)

 

ちなみに実験の失敗と書きましたが、本来は天才的な頭脳を持つ持ち主です。

 

後にアベンジャーズにも参加することになるのですが、そこでもファンタスティック・フォーのリード・リチャーズやアイアンマンに引けを取らないような天才っぷりを発揮します。

 

また科学だけでなく医学にも精通しているようで、負傷した仲間を医療室で治療することもあります。

 

エンジェルは、背中の羽で高速飛行することが出来ます。

 

仲間を遠くへ運んだり、上空から敵を攻撃することが出来ます。

 

しかし後にテレキネシス系の能力を持つミュータントなどが多く登場することで、飛行可能なミュータントはどんどんと出現するようになってきます。

 

そうなってくるとエンジェルの意味もなくなってきて、ウォーレン自身も「飛べるだけのミュータントに何の価値もない……」と自虐的セリフを口にしたこともあります。

 

ただ不本意ではありますが、その後魔人アポカリプスの手によってアーク・エンジェルへと改造されて、ウルヴァリンに対抗できるぐらい強くなってしまうのですがね。

 

アーク・エンジェルになると鋼鉄の羽で敵を一刀両断したり、マシンガンのように小さな羽根を飛ばすことも出来ます。

 

これがかなり強力なのですが……性格まで冷酷になってしまう難点があります。

 

その後、なんとか通常のエンジェルに戻ることが出来たのですが……ウルヴァリンがリーダーを務めるX-フォースの時期には、「エンジェル← →アーク・エンジェル」といつでも好きな時に変身可能となりました。

 

更にセカンド・ミューテイションを起こして「ヒーリング・ブラッド」という回復能力まで手に入れました。

 

本書では「背中の羽で飛ぶだけのミュータント」ではありますが……その後の物語ではウルヴァリンと肩を並べる強力なミュータントへと進化しています。

 

残りのアイスマンもその名の通り氷を操る能力を持ったミュータントです。

 

体中を氷で固めて外敵からの攻撃を防御したり、手から氷のビームを放って敵を攻撃したり、そのビームで足元に波を作って移動したり……と多彩な能力利用をするミュータントです。

 

アイスマンは、初期から強いイメージがあったのですが……アーク・エンジェルと同じく、最近では更に強力なミュータントとなっています。

 

熱エネルギーを感知してレーダー代わりにしたり、身体組織その物を氷に置き換えることが出来るようになったので身体がバラバラになっても元に戻ったり、更にその能力を利用して氷間を通じてのテレポートをしたり……と、もはや何でもあり!のミュータントへと進化しています。

 

なんだか地味だった2人が、最近では最強クラスに進化しているっていうのが面白いですよね。(笑)

 

 

それぞれの性格

さて、そういった能力だけでなく5人の性格もそれぞれに違っていて面白かったりもします。

 

X-MENは歴史も長く、様々なライターにより制作されているのですが、基本となる性格設定にはそこまで変わりはありません。

 

真面目であまり冗談を言うことがないお堅いリーダー気質のスコット
女性らしい優しさを持ちつつも言うべきところではちゃんと主張する芯の強い女性ジーン
基本は明るい性格でユーモアを言うこともあるけれども少し頑固だったりするハンク
大金持ちの御曹司でプレイボーイで女性を口説くのに長けているけれども割と落ち込みやすいウォーレン
この中では一番年下でいつも冗談ばかり言って明るい性格のボビー

 

それぞれが個性的な性格を持っています。

 

ただ、この『X-MEN : シーズンワン』では、彼らの性格にも多少の変化があります。

 

1963年の『The X-MEN』1号と比べてみる『X-MEN : シーズンワン』

さて、1963年に一番最初に刊行されたスタン・リーの原作による『The X-MEN』1号も日本語版で読むことが出来ます。

 

それは1995年に発売された『X-MEN 10 アストラル空間の魔王』の最後に掲載されていました。

 

絵柄も1963年なので今見るとかなり古く見えますね。

 

空を飛んで登場するエンジェルに、氷のポールからぶら下がって降りてくるアイスマン、2階の部屋なのに外の窓から軽々と身をこなして入ってくるビースト……派手な3人の登場に比べて、単に走ってきているだけの地味なリーダーのサイクロップス……。(笑)

 

この登場シーンは『X-MEN : シーズンワン』では、カットされています。

 

「恵まれし子らの学園」にやってきたジーンが学園内で各々のメンバーと出会うシーンに変更されています。

 

またジーンが初度登場するシーンも全く別物です!

 

1963年のオリジナルでは……運転手付きの高級車でやってきたお嬢様です。

 

言葉使いも固く、絵柄もあってか年相応には見えません……。

 

とても10代の女の子には見えないですよね。(笑)

 

しかしリニューアル版では……まるで『アストニッシングX-MEN』に登場するキティ・プライドのような「今どきの女の子」です。

 

学園までも自分一人で飛行機に乗って、そこからタクシーを拾って自力でやってきます。

 

しかもスマホ使ってます。(笑)

 

これ以外にもハンクがノートパソコンを使っていたり……時代設定は無茶苦茶です。(笑)

 

更に性格もジーンだけ全く別人のようになっています。

 

「2000年代以降のアメリカの女の子」と言った感じで「軽い性格」になっています。

 

といっても、1963年の性格は今の時代に読むと「古臭い」と感じるんで、こちらの方が10代の女の子の自然体とも言えそうですね。

 

また、とっても「恋愛体質」です。(笑)

 

スコットだけでなく、プレイボーイのウォーレンやハンクに……気持ちが揺らぎすぎです。(笑)

 

悪と闘うヒーローの一員なのに「スコットたら私の事どう思ってるのかしら?」と恋の事ばかり考えているように感じます。

 

まぁそれも自然体なのかもしれませんよね。

 

ちなみに本作では1963年のオリジナルと同じように早速マグニートーが登場して闘うことになります。

 

その後も、マグニートーの子供であるスカーレット・ウィッチやクィック・シルバーが参加しているブラザーフッド・オブ・イービル・ミュータンツやウノスとの闘いも収録されています。

 

そして最後にもう一度マグニートーとの闘いがあって終わります。

 

男性陣の4人が目立つオリジナルとは違って、このリニューアル版ではジーンが主人公の物語に変わっています。

 

その分、ヒーロー・チームなのに……どことなく10代の女の子の揺れ動く気持ちを描いた学園物語のようになっている気がしなくもないのですが。(笑)

 

それでも1963年のオリジナルよりも今の時代らしくって読みやすさは感じられます。

 

以上、『X-MEN : シーズンワン』のご紹介でした。

 

『アンキャニーX-MEN : リジェネシス』も特別掲載

 

ちなみに本誌には、最後にオマケで2011年に始まった『アンキャニーX-MEN : リジェネシス』の第一話も特別掲載されています。

 

こちらは『アベンジャーズ vs X-MEN』以降の闇落ち寸前サイクロップスの時期の物語です。

 

相変わらずミスター・シニスターがしつこく悪役をしています。

 

ほんとアポカリプスとシニスターは、しつこく何回も何回も復活しますね……。

 

ちなみにこの時期のサイクロップスの配下には、エマやマグニートーにネイモアとストームにデンジャー、更にコロッサスとマジックの兄妹にホープと……『強すぎるチーム』です。

 

これ、よっぽどの強力な敵じゃないと相手にもなりませんよね。

 

ストームとマグニートーが同じチームに在籍しているのは、もはや卑怯です!(笑)

 

『X-MEN : シーズンワン』では、真面目なだけだったサイクロップスが……この時期には目的のためなら手段を選ばないような非常な性格に変わっています。

 

そのギャップを楽しむための収録でしょうか?(笑)

 

ぜひ『X-MEN : シーズンワン』のコミックで続きを読んでみて下さい。

 

 

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