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2019/05/25

2大ヒーロー夢の競演作‼『X-メン&スパイダーマン』を読もう!

二大ヒーローが夢の競演を果たしたアメコミ作品『X-MEN/スパイダーマン』をご紹介します!

1970年代から2000年代に至る約40年間のマーベル・コミックの流れをくむ異色作!

今回ご紹介するのは、マーベル・コミックを代表する二大ヒーローのスパイダーマンとX-MENが共演したコミックです。

 

この『X-MEN/スパイダーマン』は、本国アメリカでは2008年に刊行されたミニシリーズ『X-MEN/SPIDER-MAN』の全4話を一冊のコミックにまとめて2014年に小学館集英社プロダクションから日本語コミックとして発売されました。

 

この全4話のミニシリーズに、1967年に掲載されたスパイダーマンとX-MENの初邂逅を描いた『X-MEN #35』も掲載されています。

 

ミニシリーズの4話はそれぞれ1970年代、1980年代、1990年代、2000年代の4つのディケイドの物語が1つの『ある事件』に繋がるようにストーリーが練られています。

 

しかしスパイダーマンやX-MENがアメコミ上に初登場したのは共に1960年代のことです。

 

そのためなのか?本コミックの最後に全4話のミニシリーズとは無関係の『X-MEN #35』が掲載されています。

 

これによって約50年にわたるマーベル・コミックの歴史と共にこの二大ヒーローの競演をこの1冊で楽しむことが出来るんです♪

 

しかし全4話のストーリーに関しては、その年代ごとのコミック上の事件にストーリーを合わせてはいますが……どれも「後付け」設定ではあります。

 

なので、本作を読んでいなくっても現行のスパイダーマンやX-MENのストーリーに影響はありません。

 

あくまでもこの40年間のコミックのストーリーの裏では「実はこんな事件が起こっていたんですよ~。」ぐらいの軽いノリで読むことが最適だと思います。

 

もちろん「後付け」設ながらも全4話は一貫したストーリー構成がされているので、読んでいてつまらないなんてことはないです。

 

むしろ、「さすがアメリカの一流コミック作家はストーリー構成も上手いよな~!」と感心して読むことが出来ます。

 

ちなみに現実の世界では、1960年代~2000年代と半世紀以上の長い月日が流れていますが……コミック内のストーリーでは、たったの数年の出来事になっています。

 

1970年代に登場したスパイダーマンは18~19歳の大学生でしたが、1990年代に登場するスパイダーマンは20代前半なので、現実世界では20年の月日もコミック内では2~3年の出来事として描かれています。

 

まぁそういった細かい年代設定は「アメコミだしね!」って感じで気にしないで楽しみましょう♪(笑)

 

それでは簡単にですが内容をご紹介したいと思います。

 

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『第1章』 – 全てはここから始めった!

 

『第1章』は、現実世界では1970年代前半頃の物語から始まります。

 

X-MENはまだ初代チームの5人がメンバーです。

 

サイクロップス
マーベルガール
ビースト
エンジェル
アイスマン

 

1970年に刊行された『アンキャニィX-MEN #66』でハルクと闘った後の設定です。

 

スパイダーマンの宿敵のひとりである傭兵クレイブンがTVを通して「スパイダーマンがミュータントである!」というデマカセを流すことからストーリーが複雑に絡んでいきます。

 

もちろんこれは『ある目的』への序章にしかすぎません。

 

スパイダーマンはミュータントではないのですが、このデマカセのせいでセンチネルやマグニートーなんかに命を狙われることになるのでは?と危惧したX-MENがスパイダーマンを助けにいくことになります。

 

しかしこれも今回の『黒幕』に周到に用意された罠だったんです!

 

その『黒幕』とは……⁉

 

『第2章』 – ミュータントの危機に『ある情報』を持ってくるスパイダーマン

『第2章』は、現実世界では1980年代を舞台にしたエピソードです。

 

クレイブンを倒したスパイダーマンは、彼のアジトから自身の正体に関するデータを抹消しようとします。

 

しかしそこには数年前に初代X-MENと共闘した時に起きた事件と関する『ある情報』が残されていました。

 

その『ある情報』を持ってX-MENの元に訪れるのですが、この時期のX-MENは『ミュータント・マサカー』の事件真っただ中でメンバーが分裂していた頃です。

 

初代X-MENの5人は全員不在で、この時期のX-MENのメンバーは下記の4名になります。

 

ストーム
ローグ
ウルヴァリン
ダズラー

 

毛むくじゃらのおっさん1人に美女3人という何とも可笑しな編成ですが……戦力的には問題ありません!

 

ただしこの時期のストームはミュータント能力を失っている頃なので、素手での格闘しか出来ませんが……。

 

それでもウルヴァリンとローグの2人だけでも最強クラスに強いですからね!

 

スパイダーマンのもたらした『ある情報』を手掛かりに『黒幕』の秘密の地下研究所にたどり着いたX-MENとスパイダーマンは、ここで待ち伏せしていたマローダーズ達との激しい闘いに巻き込まれます!

 

『第3章』 – 『黒幕』の目的達成のための最後の狙い!

『第3章』は、現実世界では1990年代を舞台にしたエピソードです。

 

コミックの内容的には、マグニートーとの闘いを描いた名作『フェイタル・アトラクション』後のストーリーになります。

 

 

なので、ウルヴァリンが一時的にアダマンチウムの骨格を無くしていたり、エンジェルが魔人アポカリプスの手によってアーク・エンジェルに魔改造されていた頃になります。

 

『第2章』の頃とは打って変わって……この時期のX-MENのチーム内には、数多くのキャラクターが所属していたのですが、本作では下記の5名の少人数で登場します。

 

サイクロップス
ウルヴァリン
ストーム
アーク・エンジェル
アイスマン

 

初代X-MENからはビーストとジーンを除く3名が……『第2章』からはストームとウルヴァリンが引き続き登場しています。

 

なので、これまでのスパイダーマンとのやり取りはX-MENのメンバーは全員知っていることになります。

 

今回は『第1章』の頃からずっと暗躍していた『黒幕』が『ある目的』のための最後の仕上げに入る段階です。

 

その最後の段階のためには、カーネイジのDNAが必要なようで、それを狙いに『黒幕』が自ら行動を起こします。

 

それを止めに来たスパイダーマンとX-MENの連合チームとの激しい闘いが繰り広げられることになります!

 

この『黒幕』は、最強のミュータントをクローン技術で作り出す研究を続けているX-MENではお馴染みのあのマッド・サイエンティストのことです。

 

スパイダーマン自身もこの時期はピーター・パーカーではなくクローン体のベン・ライリーだったので、X-MENだけでなくスパイダーマンもクローンとの因縁はありました。

 

闘いには勝利したものの、結局『黒幕』にカーネイジのDNAを奪われて……次の最終章で『ある事件』へと繋がっていきます。

 

『第4章』 – ついに完成!『黒幕』の作り出した最強の戦士との最後の闘い!

『第4章』は、現実世界では2000年代を舞台にしたエピソードです。

 

X-MENの時代でいうと、『M-デイ』後のミュータントが世界から激減した時期になります。

 

同じくスパイダーマンの方も歴史が改変された『ブランニュー・デイ』の時期になります。

 

 

どちらも『新たな時代』に突入した困難なストーリーを歩んでいた時期になります。

 

ここにきて本作の『第1章』から暗躍していた『黒幕』の実験が完成してしまいます!

 

それは初代X-MENとカーネイジの全ての能力を融合したミュータント・ハンター”Xレイブン”というクレイブンのクローン体でした!

 

このXレイブンが満を持してX-MENとスパイダーマンに襲い掛かります!

 

ちなみにこの時期のX-MENのメンバーは下記の5名です。

 

サイクロップス
ウルヴァリン
キティ・プライド
コロッサス
ナイトクローラー

 

話がややこしくなるためなのか?エマ・フロストは敢えて登場していないようです。

 

ほぼ2004年に始まった『アストニッシングX-MEN』シリーズと同じようなメンバー構成ですね。

 

今回に至ってはサイクロップスとウルヴァリン以外は、これまでの事件の流れを全く知らないメンバーばかりです。

 

『第1章』から計画されていた『黒幕』の作り出した最強のミュータント・ハンター”Xレイブン”を相手に、果たしてスパイダーマンとX-MENの連合軍は勝利することが出来るのでしょうか?

 

続きはぜひコミックで読んでみてください!

 

 

 

オマケ:『X-MEN #35』スパイダーマンとX-MENの初邂逅!

全4話からなるミニシリーズの最後に、1967年に刊行されたスパイダーマンとX-MENの初邂逅を描いた『X-MEN #35』がオマケで収録されています。

 

明るい原色の塗りが何とも時代を感じさせますが……中身の方もなかなかの古さです!(笑)

 

当時のアメコミの特徴でもあるセリフよりも頭の中で思い浮かべた思惑がやたらと長いコミック作りになっております。

 

今の時代に読んでみると……各キャラクターの頭の中の考えがダラダラと長~~~~~~~く書かれていて、とても読みづらく感じます。(笑)

 

しかし歴史的には貴重な作品ですので、こうやって日本語化されて収録されたことは喜ばしいことですね。

 

ちなみにこのストーリーでは初代X-MENの5人とバンシーが登場します。

 

1990年代に初めてX-MENを読みだした僕は、当時は『ジェネレーションX』の校長役を務めていたバンシーは「普通のおじさん」感覚でしたが……1960年代のバンシーはもはや「おじいさん」のようなキャラクターです。(笑)

 

今の時代に読んでみると、さすがに考え方が老け込みすぎでしょ!と感じちゃいます。

 

そんな違和感もありつつも古い時代のX-MENとスパイダーマンが初めて共演した作品を楽しみましょう♪

 

 

 

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