
2019/11/26
【キン肉マン 第300話】“呪い”こそがオメガの誇りだ!宿命を背負ったオメガマンアリステラの決意!
【キン肉マン 第300話 万年の“文化”と“伝統”!!の巻】を読んだ感想です。
アリステラは、『火事場のクソ力』の真髄”慈悲の心”を受け入れることが出来るのか⁉
前回の【キン肉マン 第299話 祈る者にのみ与えられし力!!の巻】の続きです。
【キン肉マン第299話】反撃に出るキン肉マンソルジャーと雑に技を決められるブロッケンJr.
真の『業火のクソ力』を発揮したソルジャーが遂に反撃に出た!
それまでアリステラに押され気味だったソルジャーが、ダブルアームサルトスープレックスからブレーンバスターまで一気に連続攻撃をブチかます!
これにはさすがのアリステラもダメージを受けた様子で血を吐いてリングに倒れました。
マリキータマンは、アリステラの失われた2本のオメガハンドの傷を心配しますが、アリステラが押されている原因はそれではないみたいです。
目覚めたばかりの『オメガのクソ力』がソルジャーに通用しないのが信じられないようで、そのことがアリステラにとっては一番の問題のようです。
全身の発光も止まり、元の8,600万パワーに戻ったアリステラは、ソルジャーから『火事場のクソ力』の力の真髄は“慈悲の心”にあると言われます。
キン肉マンの願いが敵をも思いやる”祈り”であるのに対して、アリステラの願いはどこまでも排他的な”呪い”に満ちています。
その”呪い”こそが『火事場のクソ力』とは最も相反するものだとソルジャーは言います。
ザ・マンへの恨みを捨てない限り、オメガを救う道はないとソルジャーに言われたアリステラでしたが……

無理だ!
アリステラにとって、『オメガの悲願』を捨て去ることは絶対に無理なのです!
ソルジャーとアリステラは、このまま「わかり合う」ことがないまま闘いを続けなければならないのか?
【キン肉マン 第300話 万年の“文化”と“伝統”!!の巻】の内容
アリステラが進む道は”呪い”の道⁉

できない
オメガの民にとって何千万年も申し送り事項とされてきた『打倒ザ・マン』はもはや”文化”であり”伝統”でもあり……もしソルジャー達がそれを”呪い”だと呼ぶのなら、その”呪い”こそがオメガの誇りであるとアリステラは言います。
アリステラが”呪い”の道を突き進むと決めたことに相棒のマリキータマンも賛同します。

アリステラ!
アリステラの頭上に飛んだマリキータマンは、アリステラの進む道が”呪われた道”であってもどこまでもついていくと励まします。
それを聞いたアリステラも『オメガのクソ力』の新たな発露法を”呪い”の中から見つけ出すしかないと決意します!

次はオレがお前に教えてやる
そう言うとアリステラは、ソルジャーめがけてマリキータマンを投げ飛ばします。

マリキータマンの背中から『ミミックニードル』が飛び出し、ソルジャーに襲い掛かります!
“呪い”を捨ててわかりあうこと
腕を組んで直立不動のソルジャーの目の前にマリキータマンのトゲが襲い掛かります!
その瞬間、何者かがソルジャーの一歩前に出ました。

なんでわからねぇんだーっ!
フルメタルジャケッツのパートナーのブロッケンJr.が、マリキータマンのタックルを全身で受け止めました!
ミミックニードルのトゲを受け止めたブロッケンは、全身から大流血してしまいます……。
ブロッケンには、アリステラが心の奥底では”呪い”を捨てるしかないことを理解しているのだとわかっていました。
それと同時に、オメガの希望であるが故に”呪い”を捨て去ることが出来ないこともわかっているとブロッケンは言います。
このままではアリステラ達の未来が不幸になってしまうので、素直にソルジャーの言うように”呪い”を捨てるように言い聞かせます。

わかってたまるかーっ!
怒ったマリキータマンが、再びブロッケンの全身をミミックニードルで貫きます!
この攻撃も直で受けたブロッケンでしたが……

まだやれるか?

ここはオレにやらせてくれ
重症のブロッケンでしたがまだ闘志は燃え尽きていません!
ソルジャーとの交代を拒んでリングに立ち上がります。
あれだけの攻撃を受けて、それでも立ち向かってくるブロッケンの全身は、『火事場のクソ力』の輝きで発光しています。
これだけの連続攻撃に耐えることが出来たのも”呪い”を捨てた『火事場のクソ力』のなせる業だとブロッケンは身を挺してアリステラに示しているのでしょう。
大ピンチに陥ったブロッケンをソルジャーが見捨てる⁉
リング上にブロッケンを残して、エプロン側に下がるソルジャー……
アリステラは、マリキータマンに自分を信頼してくれと言い、まずは目の前のフルメタルジャケッツの2人を倒すことに集中すると宣言します。
今回はいつものiPad絵で”呪い”こそがオメガの誇りであると決心してブロッケンに立ち向かうアリステラを描きました。
本当はアリステラの右側に、まるでアイアンマンのように『スーパーヒーロー着地』のポージングをしているマリキータマンがいるのですが……今回はアリステラのみを描きました。
アリステラの両足を持ってマリキータマンが上昇すると、先ほどの『アンセンションギムレット』の時のように空を飛んでいきます。
今回はドリルのように回転するのではなく、オメガハンドを広げたアリステラを上空から振り下ろしました!

まるで『フォーフィンガー・スプラッシュ』を上空からブチかますような技ではありますが……今のアリステラのオメガハンドには3本の指しかありません。
勢いをつけなければ『フォーフィンガー・スプラッシュ』の威力では足りないのでしょう。
しかしその攻撃もまともに食らったブロッケンは、両胸と右太ももに大きな斬り傷が出来てしまいます。
どう考えてもダウン寸前の重症にも拘らず、ブロッケンはまだ倒れません!
そこにオメガグロリアスのツープラトンが更なる追い打ちを仕掛けます!
先ほどソルジャーに対して放った絞め技『グロリアスエヴァンタイユ』です!
今度はブロッケンがこの大技の餌食となりました!
左右から両肩を絞めつけられ血を吐くブロッケンでしたが……なぜかソルジャーはカットにも入らず、ただ泰然とエプロンでその様子を見守っているだけです。
これに対して、カレクック戦やキン肉マンゼブラ戦でも巧みな心理作戦を展開していたマリキータマンがブロッケンの動揺を誘う作戦に出ました。

お前はもう見捨てられたんじゃないか?
うまい心理作戦です!
しかしブロッケンのソルジャーに対する信頼は消えていません!

ソルジャー隊長は誰も見捨てない!

お前らのこともな!
そう言うブロッケンに対してマリキータマンは「オレたちも……だと?笑わせるな!」と言い返します。

示してやるぜ
と言うと、マリキータマンはこの試合2度目となる『ロールシャッハ・ドット』を使います。
これまでに、カレクックやゼブラにブロッケンの心の迷いを見透かしてきた『ロールシャッハ・ドット』を使って、今度はソルジャーの本心を探る作戦です。
これによってブロッケンのソルジャーに対する信頼関係を断ち切って戦意を喪失させるのでしょう。
このままではフルメタルジャケッツの信頼関係が崩れ、オメガグロリアスに圧倒されてしまいます!
真剣勝負の闘いにおいて、肉体的能力や技能だけでなく精神的能力が重要なことは、先のゼブラやスーパーフェニックスのような強豪が心の迷いから敗れたことを見れば明らかです。
マリキータマンの作戦が当たれば、フルメタルジャケッツに勝ち目はありません!
それほどまでに恐ろしい心理攻撃である『ロールシャッハ・ドット』が示したソルジャーの本心とは……⁉

この形は…一体?
予想していたものとは全く違う形が浮かび上がってきたことに驚くマリキータマン……

マリキータマン胸に浮かんできたのは……アルファベットの“L”の文字でした!
これこそは、信頼し合った仲間にだけ伝わる「絆」の形!
【キン肉マン 第300話 万年の“文化”と“伝統”!!の巻】の感想
以上が今週のキン肉マン『第300話 万年の“文化”と“伝統”!!の巻』でした。
次回の第301話は、来週の12月2日(月)に更新されるようです。
どうやら前回のブログ記事で僕が「もしかしたら”呪い”の力でアリステラが更にパワーアップして手の付けられないような状態になるのかもしれません。」と書いていたことに近い展開になりそうですよね⁉
やはりアリステラは“慈悲の心”ではなく、”呪い”によって『オメガのクソ力』の真の力を見つけ出そうとするのでしょう。
ただ今回のソルジャーの泰然とした余裕のある態度を見る限り、フルメタルジャケッツ側にも何か策があるんだとは思います。
まだまだ何か波乱の展開が待ち受けていそうです。
この後ブロッケンが、ソルジャーの助けを借りずにどうやって『グロリアスエヴァンタイユ』から抜け出すのかはわかりませんが……マリキータマンの『ロールシャッハ・ドット』で浮かび上がった超人血盟軍の“Lの陣形”が示すように、「最後まで望みを捨てずに戦え!」ということですね。
先の『完璧超人始祖編』のザ・ニンジャとカラスマンとの闘いで久しぶりに登場した“Lの陣形”が、今回また登場しましたね。
んん?でも、最後まで望みを捨てずにって言っても、絶体絶命のピンチをどうやって一人で抜け出すんでしょうか?
こればかりは来週になるまでわかりません……。
しかし『マリキータデッドリーライド』をまともに食らって、更には追い打ちでミミックニードル2連打にオメガハンドまでも食らったのにブロッケンはタフですね!
ゼブラの『真・マッスル・インフェルノ』を食らってもダウンしなかったマリキータマンも大概ですが、全身ボロボロなのにまだまだ闘志が燃え切っていないブロッケンは、もはやモースト・デンジャラス・コンビ時代の噛ませ犬役では終わりません!
今回のブロッケンは熱かったです!
「わからねぇってのもわかるけど、ほんとはわかってんのもわかんだよ」というブロッケンの言葉は不器用ながら熱いセリフでした!
僕の予想では、ブロッケンがなんとか『グロリアスエヴァンタイユ』を抜け出して、マリキータマンに反撃すると思います。
もしかしたら『王位争奪サバイバル・マッチ編』の焼き直しで、プリズマン戦の時のように立方体リングから飛び出して『ブレーメン・サンセット』でマリキータマンとの闘いに決着、もしくは引き分けになるのかな?って思いました。
『ブレーメン・サンセット』で捕まえられたら、さすがのマリキータマンも空を飛ぶことは出来ないでしょう。
それか、先に『ベルリンの赤い雨』でマリキータウィングを斬り刻んでおくのかも?
そして残されたソルジャーとアリステラで1対1が始まる……みたいな?
マリキータマンもそろそろ退場が近い気がします。
フェイバリットの『マリキータデッドリーライド』も既に出していますし、また今回『ロールシャッハ・ドット』も失敗したように思います。
これまでカレクックやゼブラにブロッケンの3人を動揺させた技でしたが、今回は浮かび上がった“L”の意外な形にマリキータマン自身が動揺していました。
この迷いが決め手になって、ブロッケンが反撃に出るのかなって思いました。
ソルジャーには『ロールシャッハ・ドット』が通用しなかったということでしょう。
しかし『グラッジミミックニードル』でマリキータマンを投げたアリステラも大概ですが、投げられて丸々のでもなくそのまんまの体勢で相手に突っ込んでいくマリキータマンの絵もなかなかのシュールさでしたね。(笑)
ブロッケンは相手の攻撃を全くかわせていませんでした。
耐えるのはすごいけど、少しは見切ったり反撃したりしてもよかったのに……といったところです。
ブロッケン1人の攻撃がマリキータマンにまともに決まったのは今のところほぼないですからね……。
しかも今週は、グロリアスvsブロッケンの2対1になっているような……。
これではタッグマッチというよりもブロッケンには荷が重すぎますね。
ソルジャーのカットなしでどうやって逆転するのでしょうかね?
でもこの試合では、ソルジャーはブロッケンだけでなくアリステラ達をも正しい道へと導いているかのような態度ですね。
これまでの『運命の四王子』達が各々の特長を活かして闘っていました。
“飛翔の神”に見初められたマリポーサは、華麗なるルチャリブレで闘いました!
“強力の神”に見初められたビッグボディは、力押しで闘いました!
負けこそしましたが……
“技の神”に見初められたゼブラは、超人界随一のテクニックを披露して闘いました!
“知性の神”に見初められたスーパーフェニックスは、溢れる知性を使って致命傷を防ぎながら闘いました!
ソルジャーはこの闘いで、まるで『コマンド部隊』の隊長のようだと感じました。
それぞれの特長を活かしているように思います。
この後もソルジャーの無言の指示を理解してブロッケンが活躍することを期待します。
それでは次回を楽しみに待ちましょう。
ぜひまたこのブログを読みに来てください。
オマケ⁉
今回は久しぶりにiPad絵の下絵も貼っておきます。
当分、ソルジャーばかり描いていたのですが、前回は久しぶりにマリキータマンを描くことになりました。
そして今回は「絶対にアリステラを描こう!」と考えていたので、ちょうど良いシーンが出てきて描き甲斐がありました!
それと……11月29日(金)の”ニクの日”に、キン肉マン最新刊『第69巻』が発売される予定です。
この表紙がキン肉マンソルジャーが腕を組んだポーズとなっています。
これに対して、同時発売される予定の『キン肉マン290クイズブック』の表紙はキン肉マンが腕を組むポーズとなっています。
アタル兄さんと弟スグルが対になっているんですね!
更にそれだけでなく『キン肉マンジャンプvol.3~「キン肉マン超人総選挙2019」』も同時に発売される予定です!
今年40周年を迎えたキン肉マンなのですが、この後もまだまだ物語は続いていくことでしょう。
そして単行本やグッズも続々と登場することでしょう!
まだまだキン肉マンファンの楽しみが終わることがないですね♪
ちなみに過去にはキン肉マンのこんなボードゲームもありました。
ボードゲーム好きにおすすめのレア作品です!
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