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2019/09/07

X-MEN vs マグニートーの一大決戦を描いた『フェイタル・アトラクション』3冊のコミック‼

X-MEN vs マグニートーの一大決戦を描いた『フェイタル・アトラクション』3冊のコミックをご紹介します。

マグニートーとの最終決戦を描いたエックス-メン⑮~⑰『フェイタル・アトラクション』

以前から何度かご紹介していた1994年に第一巻が発売された小学館プロダクションより邦訳コミックされたX-MENのコミックシリーズです。

 

今回はそのシリーズの中でも特に面白かった3冊のコミックをご紹介したいと思います。

 

それはエックス-メン⑮~⑰と3冊に渡って掲載された『フェイタル・アトラクション』のシリーズです。

 

このシリーズの核となるのが、仇敵マグニートーとの戦いです。

 

エックス-メン①『磁界の帝王マグニートー』でX-MENは、マグニートーのいる宇宙基地アステロイドMに乗り込み、彼の手下アコライツと激しい戦闘を繰り広げました。

 

その結果、アステロイドMは崩壊しマグニートーはアコライツと共に死亡したものと思われていました。

 

しかしアコライツの唯一の生き残りであるファビアン・コルテスは、勝手に新生アコライツを結成してマグニートーの思想とは相反するような虐殺の限りを地球で繰り返していました。

 

まずはエックス-メン⑮『フェイタル・アトラクションⅠ』のご紹介です。

 

 

エックス-メン⑮『フェイタル・アトラクションⅠ』

 

表紙がマグニートーの時点で、彼の復活がなんとなく予想できてはしまいますが……本作にはストーム率いるX-MENゴールドチームの物語と、ハボック率いるX-ファクターの物語とキャノンボールが代理でリーダーを務めるX-フォースの3作品が掲載されています。

 

3作品とも後のX-MEN vs マグニートーの一大決戦へ続く重要な物語でもあります。

 

まずX-MENゴールドチームの物語は、任務を終えたコロッサス達ゴールドチームが本部基地に帰ってくることから始まります。

 

本部基地では、ミュータントのみに感染するレガシーウィルスに掛かって瀕死の状態の妹イリアナをジュビリーが看病していました。

 

しかし特効薬もないため日に日にイリアナの状態は悪くなる一方でした。

 

見守る以外何もできないジュビリーは自分の無力さにやるせない思いの様です。

 

その晩のうちにイリアナは亡くなってしまいます。

 

兄であるコロッサスは、妹の最期を看取ることも出来ず、怒りを通り越して何も出来なかったX-MENに失望します。

 

このことが後の物語に深くかかわっていくとこになります。

 

その次にX-ファクターの物語も掲載されています。

 

こちらの方は、ファビアン・コルテス率いる新生アコライツを止めるべくX-ファクターが闘いを挑みます。

 

当時は、X-ファクターのメンバーであったマグニートーの実の息子クィックシルバーも登場します。

 

現在はX-MENのチームに所属している磁界王の息子としての複雑な心境が描かれています。

 

もう1つ掲載されているのがX-フォースの物語です。

 

自身のクローンであるストライフとの激しい死闘の中、死亡したものと思われていたケーブルの意思を継いでキャノンボールが代理のリーダーを務めていました。

 

その間にケーブルが残した衛星基地グレイトマルキンの調査を行っていたシールドとX-フォースの残りのメンバーとの戦いで、グレイトマルキンは崩壊し宇宙の彼方へと四散したはずでした。

 

その後、秘密基地に帰還したX-フォースを待ち構えていたのは意外な人物でした!

 

このX-フォースの表紙にもある通りケーブルが復活します。

 

そしてここで崩壊したアステロイドMからマグニートーが生き残っていたことが判明します。

 

ケーブルの所有物だったグレイトマルキンを奪い、そこを理想郷アバロンとして強力なミュータント能力を持つエクソダスと共に住み着いていたのでした。

 

 

エックス-メン⑯『フェイタル・アトラクションⅡ』

 

その続きとなるエックス-メン⑯『フェイタル・アトラクションⅡ』の表紙は、プロフェッサーXがどんな機械でも発明する能力を持つフォージが開発した強化スーツを着た姿です。

 

この強化スーツを着ている間だけ一時的に歩行能力が回復して行動することが出来ます。

 

本書は、X-MENの3つの物語で構成されています。

 

まず最初に掲載されているのが、なんとローグとガンビットの恋物語です!

 

「これってX-MENだよね?」って感じですが(笑)、一時期マグニートーと共に暮らしていたローグの気持ちが揺れ動いていることも『フェイタル・アトラクション』では重要な要素であったりもします。

 

そして次に、X-MENのメンバーが総出でイリアナの葬儀を行う『…For What I Have Done』という物語が掲載されています。

 

ここで生きていたマグニートーがX-MENの前に姿を現し、再び戦いを挑むことになります!

 

ローグの説得も虚しく、ファビアン・コルテスの裏切りなどでマグニートーは怒りのあまり狂気に駆られていました。

 

そしてミュータントの理想郷となるアバロンに移住するようにX-MENのメンバーを誘い込みます。

 

これに反発してX-MENのメンバーは、エネルギーをため込んで放出することの出来るビショップに全員の力を吸収させて反抗します。

 

ビショップはありったけのエネルギーを放出してマグニートーを追い詰めるのでしたが……ある者に強く殴られて攻撃の手を緩めてしまいます。

 

その人物とは……コロッサスでした!

 

妹を救うことが出来なかったX-MENに嫌気を感じたコロッサスは、プロフェッサーXを裏切りマグニートー側に着いたのでした。

 

一旦退却を余儀なくされたマグニートーは、コロッサスを連れてアバロンへと引き換えします。

 

そして3つめに掲載されている『Dreams Fade』でマグニートーとの最終決戦が描かれることになります。

 

プロフェッサーXは最小のチームを率いてかつて、旧友であったマグニートーを説得するためにアバロンに乗り込むことを決意します。

 

そのメンバーに選ばれたのが、素早い身のこなしや器用さを持つウルヴァリンとガンビット

 

悲しい過去と共に心の奥底に深い闇を持ったマグニートーの弱点でもある精神攻撃を得意とするジーンとプロフェッサーX自身

 

そしてスピードに特化しかクィックシルバーに、怪力と飛行能力を持つローグ

 

たった6名の小チームですが精鋭の集まりです。

 

接近戦を得意とするウルヴァリンに、遠距離攻撃を得意とするガンビット、過去のトラウマに悩ませ続けられているマグニートーの弱点であるテレパシー攻撃が出来るジーンにマグニートーの息子のクィックシルバーに、マグニートーと一時期同棲していたローグという理に適ったアタックチームです。

 

ここで驚くべきことが、プロフェッサーXが最初に集めたX-MENのオリジナルメンバーからはジーン一人しか選ばれていないことです。

 

プロフェッサーXの愛弟子であり、長い間X-MENリーダーを務めてきたサイクロップスを地球に残していくのは、万が一自分の身に何かが起こった時のための保険なのでしょう。

 

その際にジーンを失った場合、サイクロップスの精神的支えとなれる人物、ビーストやアイスマン、そしてエンジェルの3人も敢えて残したのだと思います。

 

ストームが選ばれていないのもサイクロップスと同じ理由からだと思われます。

 

それに狭い宇宙船の中では、ストームの大自然を操るという本来の能力を発揮することが出来ないと言うのもあります。

 

またガンビットが選ばれたもう一つの理由に、マグニートーに対して特別な想いを持っているローグがいざという時にどちらにつくのかわからないためだと思われます。

 

先のコロッサスの件もあることですし、ローグがマグニートーの側に着く可能性もあります。

 

そのことを自分でもわかっているローグは出発前にガンビットに胸の内を打ち明けます。

 

「せっぱつまっちゃった時に…あたしどっちの側につくのかな?」と言うローグにガンビットはこう答えます。

 

「いつも一緒にいたい方さ…それでいい。」

 

さすがモテ男は言うことも違いますね!(笑)

 

こうして地球を出発した6人のチームは、あっという間にアバロンに侵入します。

 

クィックシルバーの超スピードを使って、アバロンにあるメインコンピューターの転送装置をイジり、マグニートーの側近で強力な能力を持つエクソダスを脱出用ポッドから追い出すことに成功します。

 

しかし実はこの作戦が成功した裏には、6人のX-MEN達の侵入を監視カメラから真っ先に気づいたコロッサスがいたからこそでした。

 

コロッサスが他のアコライツに嘘をついて侵入の事実を隠したからでした。

 

こうして残るマグニートーを相手に6人の最終決戦が始まります!

 

 

エックス-メン⑰『フェイタル・アトラクションⅢ』

 

17巻の表紙は、通常のアダマンチウムの爪ではなく剥き出しの骨の爪を飛び出させているウルヴァリンの衝撃的な絵で飾られています。

 

この闘いでウルヴァリンはマグニートーに深手を負わせるんですが、怒ったマグニートーの磁場を操る能力で全身に埋められたアダマンチウムを剥ぎ取られてしまいます。

 

瀕死状態に陥ったウルヴァリンを目の当たりにして、プロフェッサーXの考えも変わります。

 

それまで旧友であったマグニートーの説得をするはずだったプロフェッサーXは、ついに怒りを爆発させて禁じ手を使います!

 

テレパシー能力を最大限に発揮して、マグニートーを廃人の状態に変えてしまったのです!

 

こうしてマグニートーとの戦いに終止符が打たれます。

 

地球から迎えに来たビショップのブラックバードに乗ってアバロンから脱出する6人を背に……コロッサスは廃人と化したマグニートーと共にアバロンに残ることを決意します。

 

そもそもこうなってしまった責任も6人の侵入を隠ぺいした自分に罪があると判断したからでした。

 

コロッサスを置いて地球へと向かうビショップを加えた7名……

 

しかし大気圏に突入する際に問題が起きてブラックバードが墜落寸前のピンチに陥ります。

 

その間、生死の境を彷徨っていたウルヴァリンを助けるべくプロフェッサーXは、ウルヴァリンを精神世界から救おうと頑張ります。

 

「行かせてくれ、あっちの温かい世界へ行かせてくれよ!」……ウルヴァリンの魂があの世へと向かうのを必死で止めるプロフェッサーX

 

現実世界ではブラックバードが激しく揺れ、壊れた扉からジーンが吹き飛ばされてしまいます!

 

あの世へ向かおうとしたウルヴァリンの目の前には死の女神となったイリアナが迎えに来るのですが……なぜかイリアナはウルヴァリンの魂を突き飛ばしてしまいます。

 

「まだこっちに来てはいけない」という叫びなのでしょうか?

 

ブラックバードから吹き飛ばされるジーン……

 

イリアナから突き飛ばされたウルヴァリンの魂を呼ぶ声がする……

 

「ああ、ジーン、あんたを読んでる声がするぜジーン…あんたを読んでるのは俺なのかジーン?あんたの助けが必要なんだ、手を伸ばしてくれよジーン…つかまえて…」

 

船外へと吹き飛ばされそうになるジーンを救ったのは、なんと瀕死から甦ったウルヴァリンでした!

 

ジーン「もうダメだと思ったのに…」

 

ウルヴァリン「あんたを二度と同じ目には遭わせないぜダーリン!」(過去にフェニックス事件でジーンが死亡したこと)

 

ジーン「い…生き返ったの?私を助けるために?」

 

ウルヴァリン「そいつあ逆だぜジーン…手を差し伸べてくれたのは、あんたの方じゃないか」

 

数多くあるX-MENの物語の中でも僕が一番感動したシーンです。

 

こうして無事にアバロンから生還した6人は、通常の生活へと戻っていきます。

 

 

しかしアダマンチウムを失ったウルヴァリンは、自分がX-MENにとって足手まといとなること悟り、誰にも別れを告げることなく自らX-MENの元を去ることにします。

 

ウルヴァリンが夜中に出ていく時、ウルヴァリンの相棒を自称していたジュビリーだけは気づきます。

 

いつの日にか再びウルヴァリンが帰ってくる日まで……。

 

これももう一つの好きなシーンです。

 

ちなみに本書には最後にナイトクローラーがリーダーを務めるエクスカリバーの物語が『フェイタル・アトラクション』の終章として収録されています。

 

 

以上、【X-MEN vs マグニートーの一大決戦を描いた『フェイタル・アトラクション』3冊のコミック‼】でした。

 

コミック3冊に分けて掲載された名作『フェイタル・アトラクション』をぜひX-MEN好き、いや全アメコミ好きの人におすすめしたいです。

 

ちなみに……ネタバレなのですが、エックス-メン③『炎の怪人ゴーストライダー』で語られていた大いなる裏切り者は本作がきっかけで登場します。

 

子供の頃に本作を読んだ僕は、てっきりコロッサスがその裏切り者だと思っていたのですが……禁じ手を使ったことで心に闇を抱えることになったある重要人物がその裏切り者でした。

 

続きは『マーヴルスーパーコミックス オンスロート 1  』にて……

 

 

 

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