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2019/04/26

映画『X-MEN : フューチャー&パスト』の原作アメコミ『X-MEN : デイズ・オブ・フューチャーパスト』を読もう。

大ヒット映画『X-MEN : フューチャー&パスト』の原作コミック『X-MEN : デイズ・オブ・フューチャーパスト』をご紹介します。

ウルヴァリンが大活躍する映画版とは大きく異なった物語

2014年に公開されたマーベルの実写映画『X-MEN : フューチャー&パスト』には、原作コミックが存在しています。

 

その原作となったのが、1981年に出版された『アンキャニィX-MEN』第141-142号に掲載された物語です。

 

映画では壮大な物語でしたが、実はコミック版では2話にまとめられた物語です。

 

その邦訳コミックが『X-MEN : デイズ・オブ・フューチャーパスト』として2014年にヴィレッジブックスより出版されています。

 

ちょうど物語内での未来世界が2013年だったのでこの時期に映画が製作されたんですね。

 

ちなみにこのコミックのタイトルが『デイズ・オブ・~』と付けられているのは、第141号と142号の2話分だけでは、さすがにページ数が少ないため日本版で商品化するに辺りその前後の第138号~第143号までの物語が追加収録されています。

 

もちろんメインとなるのは、ミュータントたちが収容所に収監された『フューチャー&パスト』の原作物語になります。

 

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映画版とは大きく異なった『フューチャー&パスト』の原作『アンキャニィX-MEN』第141-142号

1981年に出版された原作コミックの方でも、表紙の中心を飾るのはウルヴァリンです。

 

ウルヴァリンの右手にいるのが、年老いたキティ・プライドです。

 

以前このブログでもご紹介していた2004年の名作『アストニッシングX-MEN』でもこの2人が大活躍していました。

 

1981年の当時からウルヴァリンとキティは、X-MENを代表するキャラクターでした。

 

ウルヴァリンとキティ・プライドの能力

 

ウルヴァリンは、どんな傷を負っても瞬時に回復できる『ヒーリング・ファクター』と呼ばれる超超回復能力を持つミュータントです。

 

基本となるミュータント能力はその超回復能力なのですが、それ以外にも獣のような身体能力に鼻の良さを持っています。

 

また全身の骨が『アダマンチウム』というダイアモンドよりも硬い物質で出来ています。

 

この『アダマンチウム』の骨を維持できるのも超回復能力のおかげでもあります。

 

通常の人間であれば、『アダマンチウム』の骨の重さに耐えられずに力尽きてしまうことでしょう。

 

また生まれつき両手の甲から3本ずつ攻撃用の爪が出現する能力も持っています。

 

元はカルシウムでできた骨の爪でしたが、『アダマンチウム』となった骨の爪は地上でも最強の武器となっています。

 

ちなみに本名はジェームス・ハウレットといい、19世紀から100年近く生きているミュータントになります。

 

しかし超回復能力のお陰で老いのスピードも遅く、見た目はまだまだ中年のような年齢に見えます。

 

そしてキティ・プライドは、この時期X-MENに加入したばかりの10代の女の子です。

 

「シャドウキャット」というコードネームで知られていますが、他にも「スプライト」や「アリエル」など時期によって別の呼び名もあります。

 

まだこの時期は「スプライト」と名乗っていた頃です。

 

僕が中学生の頃に初めてX-MENを知った90年代には、「シャドウキャット」と名乗っていたので当時は「シャドウキャットもキティという名前で、スプライトもキティ?しかも同じ能力?同一人物なのかな?でも絵柄が違うし……??」となったことを思い出します。(笑)

 

当然アメコミは物語によって絵を描くアーティストが変わりますので絵柄が違うのは当然ですからね。

 

しかも80年代の絵の方が90年代の絵よりも登場人物の顔が老けているので、よけいに「シャドウキャットはスプライトの娘だから同じ能力で、名前も娘に同じ名前を付けたんだな!」と無理やり納得した中学生の頃でした。(笑)

 

今のようにネットがなかったので、当時は本気でそう思っていました。(笑)

 

もちろんシャドウキャットもスプライトも同一人物です。

 

さて、そんなキティの能力は周囲との同調能力を持っていて、どんな物でも触れているものをすり抜けることが出来ます。

 

またIQが高く、コンピューターにも精通しているため、敵の基地にすり抜けて潜入し内部のコンピューターをハッキングしたりと情報戦でも役立つ能力を持っています。

 

それだけでなく、ウルヴァリンとは兄妹というよりもまるで父娘のように仲が良いためか、いつの間にか忍術にも似た体術まで修得しています。

 

なので、か弱そうな女の子に見えて、格闘技もバリバリこなす強者ミュータントでもあります。

 

そんな多くの特長を持ったこの2人のミュータントは先にもご紹介していたように『アストニッシングX-MEN』や現在に至るまでX-MENの物語で大活躍する人気キャラクターです。

 

映画『X-MEN : フューチャー&パスト』では、超回復能力を持つウルヴァリンなら時間旅行に耐えることが出来ると判断され、未来へと送られることになりました。

 

しかし原作コミックでは大きく異なっています。

 

 

「未来へ行く」のではなく、「未来からやって来る」

本作の主人公は、ウルヴァリンではなくキティ・プライドです。

 

ヒーローがヴィランに敗れた未来世界で、ミュータントは強制収容所に収監されていました。

 

その悲惨な未来を変えるために、生き残ったX-MENのメンバー、キティとウルヴァリンにコロッサスとストーム、マグニートーにファンタスティック・フォーのリード・リチャーズ、そして未来世界のリードの妻となる謎の女性レイチェルの6名です。

 

この世界の老いたマグニートーは、まるでプロフェッサーXのように車椅子に乗っています。

 

キティとコロッサスは結婚して子供もいるようです。

 

さすがのウルヴァリンも少し老けています。

 

さて、なぜかこの世界のリード・リチャーズはスーではなく、レイチェルという赤毛の女性と結婚しています。

 

彼女のテレパシー能力を利用して、この世界のキティの精神を1981年のキティの身体に移して未来世界を救おうとするのがこの原作コミックの内容です。

 

映画ようにウルヴァリンを未来へ送るのではなく、未来のキティが過去の自分自身に乗り移って悲惨な未来世界が訪れるきっかけとなるケリー議員の暗殺を止めに行きます。

 

その辺の物語はぜひコミックで詳しく読んでいただきたいのですが……ここでひとつだけコミックで詳しく描かれていない秘密を明かしておきます。

 

このレイチェルという女性は、未来世界におけるサイクロップスとジーンの娘レイチェル・サマーズのことです。

 

後にそのことが判明するのですが、赤毛でテレパスという伏線がこの時点で張られていたんですね!

 

ちなみにレイチェルは、以前このブログでもご紹介していた『X-MEN : デッドリージェネシス』に登場します。

 

さて、映画では大活躍するウルヴァリンなのですが……原作コミックでは未来世界のウルヴァリンはセンチネルのレーザー光線であっけなくやられてしまいます……。

 

この後、超回復能力も効かずに骨と化してしまいます。

 

しかし後に発表された『ウルヴァリン:シビル・ウォー』では、爆発に巻き込まれて骨と化したウルヴァリンが、そこから細胞や神経組織を作り出して復活したことがありました。

 

 

 

どうもウルヴァリンの超回復能力には、描かれた作家や時期によって変動するようです……。(笑)

 

以上が、映画『X-MEN : フューチャー&パスト』の原作となった『アンキャニィX-MEN』第141-142号の大まかな内容です。

 

 

 

 

他にも読みどころがたくさん『X-MEN : デイズ・オブ・フューチャーパスト』

『アンキャニィX-MEN』第141-142号の他にも前後の作品が数話収録されています。

 

まず初めに第138号が収録されています。

 

この第138号の前半は、『ダーク・フェニックス・サーガ』の直後から始まります。

 

今度2019年6月21日に『X-MEN:ダーク・フェニックス』として映画化される作品の原作になります。

 

その『ダーク・フェニックス・サーガ』で命を落としたジーン・グレイの葬式から物語は始まり、その後サイクロップスはX-MENを抜けて放浪の旅に出ることになります。

 

そういえば、『アストニッシングX-MEN』でもジーンが亡くなった直後から始まっていましたね。

 

ジーンとプロフェッサーXは、何かと死亡→復活を続けていますね。(笑)

 

さて、サイクロップスが抜けた後のこの時期のX-MENのリーダーを引き継ぐにストームです。

 

その他のメンバーは、ウルヴァリンにコロッサスにナイトクローラー、そしてキティの5名になります。

 

エンジェルも話によっては参加していたりします。

 

第138号の前半はサイクロップスによるこれまでのX-MENの回顧録のような内容で、後半からはナイトクローラーとゲストでドクター・ストレンジが登場して地獄を舞台に闘う物語です。

 

次の第139号と第140号は、ウルヴァリンのカナダ時代の盟友デパートメントHとの物語です。

 

『ウルヴァリン:シーズンワン』に掲載されていた内容を読むと、ここでのウルヴァリンとデパートメントHとの関係性がよりわかりやすいと思います。

 

 

 

またウルヴァリンが初登場時に闘った白い猛獣ウェンディゴも登場します。

 

そして『X-MEN : フューチャー&パスト』の原作となる第141号と第142号を挟んで、第143号も掲載されています。

 

最後の第143号は、ひとりでエグゼビア学園で留守番をしていたキティが、トレーニングのためにデンジャールームを使っていたら悪魔が表れて闘うことになる!という急にベタな展開の話に戻ります。(笑)

 

以上、【映画『X-MEN : フューチャー&パスト』の原作アメコミ『X-MEN : デイズ・オブ・フューチャーパスト』を読もう。】のご紹介でした。

 

さすがに80年代のコミックですので絵柄が古臭く感じはしますが……しかしそういった時代性も含めて読んでみるとなかなか面白かったりもします。

 

今となっては未来の荒廃した世界からターミネーターのように過去にやって来る物語はありきたりですが、当時としてはまだまだ新鮮だったと思います。

 

X-MENの連綿と続く長い物語の中でも特に斬新な物語を生み出そうとしていた時期だったとも考えられますね。

 

今では硬派なキャラクターのウルヴァリンがどこか軽い性格だったり、この時期の真面目一筋のサイクロップスが今では目的のためなら手段を択ばない非常なリーダーとなっていたり……キャラクターの違いを楽しむことも出来ます。

 

ただ……これはX-MENに限らず、スパイダーマンやキャプテン・アメリカでも同じなのですが初期のアメコミ特有の、やたらと頭の中で考えているセリフが長いのが読んでいて疲れます。(笑)

 

 

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