2019/09/24

ブルーからパープルへ…必読プリンス本『プリンス 1958-2016』

プリンス信者であるジャーナリストのモビーン・アザールが関係者のインタビューや証言をもとに制作した必読のプリンス本『プリンス 1958-2016』をご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

プリンスの関係者のインタビューや証言をもとに大きめサイズのレアな写真で構成された必読のプリンス本『プリンス 1958-2016』

早いものでプリンスが亡くなって3年が過ぎました。

 

その間に、プリンスのピアノ弾き語り未発表音源集『Piano & a Microphone 1983』や『Rave Un2 the Joy Fantastic』の完全盤、そしてプリンスが他アーティストに提供した楽曲のオリジナル・ヴァージョンを集めた楽曲集『Originals』に幻のカセット音源を初CD化した『Versace Experience』などの貴重な作品がリリースされています。

 

 

これ以外にも、廃盤だった作品の再リリースや数種類のライヴ音源も国内盤としてリリースされています。

 

噂によると……プリンスが生前に録音していた音源だけでも、今後100年間毎年アルバムをリリースできるぐらいのマテリアルが残っているのだとか⁉

 

おそらく来年からも更にたくさんのアルバムがリリースされることでしょう。

 

個人的には、プリンスが生前最後にメイシオ・パーカーやエリック・リーズなんかを集めてジャズ・アルバムの制作のためにレコーディング・セッションを行ったという音源を早く聴いてみたいと思います。

 

さて、僕自身は世代的にリアルタイムでプリンスを体験したわけではないのですが、一応中学生の頃に洋楽に目覚めて早い時期に聴きだしたミュージシャンのひとりがプリンスです。

 

覚えているのは、最初にU2で音楽に目覚めて、それからその時代に流行っていたマライア・キャリーとペットショップ・ボーイズを聴いていました。

 

その後、4番目ぐらいにプリンスを聴いたはずです。

 

エアロスミスやレッド・ツェッペリンを聴くよりも早くにプリンスを聴いていました。

 

初めてプリンスのアルバムを買ったのが1995年の名盤『The Gold Experience』でした。

 

それ以来ずっとプリンスにハマっています。

 

まさか2016年に何の前触れもなく急に亡くなってしまうとは思いもよらないことでしたが、良くも悪くもそのことがあってからプリンス関連の作品リリースが続いています。

 

クリエィティブ・コントロールに厳しかったプリンスが今の状態を見てしまったら本当に嘆くことでしょうが……いちファンとしては申し訳ないと思いつつも、プリンスの数多くの未発表音源が聴けることを喜んでいたりもします。

 

こういった『死人に口なし』という感じでプリンスの残した遺産で金儲けをする人たちが山ほどいるのはなんとも如何わしいことではありますが……しかし雑誌ではめったに特集されることがなかったプリンスの企画が組まれたり、写真集や関連本がリリースされたのもこれまたファンとしては嬉しかったりもします。

 

プリンスの死後、数多くの本がリリースされていますが……その中で僕が一番気に入っているのが今回ご紹介する『プリンス 1958-2016』という写真集風の大型本です。

 

 

『プリンス 1958-2016』

プリンスの全盛期の写真を使って、彼のイメージ・カラーである紫色に彩られた表紙です。

 

本書はプリンス信者のジャーナリストによって書かれています。

 

プリンスのバック・バンドのメンバーやツアーマネージャー、幼なじみらの証言をもとに大きめサイズのレアな写真で構成された貴重な本です。

 

本のサイズとしては、ちょうどA4の用紙ぐらいのサイズです。

 

デビュー時の貴重な写真やバックステージでの写真、ライヴ中の演奏写真やなにかの広告用の宣材写真、そして晩年のステージでの感動的な写真など数多くのレアな写真が掲載されています。

 

その所々に、掲載されている写真の時代にあったインタビューや証言が載せられています。

 

プリンス自身の言葉ではなく、ソニーTやドクター・フィンクにエリック・リーズやロンダ・スミスなど、プリンスのミュージシャン仲間による彼の人となりについての証言などを読むことができます。

 

本書に掲載されている写真や証言などを全てここに掲載することが出来ないので、ご興味ある方は廃刊になる前にぜひともご自身で手に入れてもらいたいと思います。

 

ひとつだけ引用しますと……

 

「プリンスは13歳の頃にはもう一流のギタリストで、歌も本物だった。(中略)単にキーボードや歌とかが上手いっていうのと、本物のミュージシャンであることは全くの別物だ。まさに彼は後者だった。すべてのサウンドがどうあるべきかを、あの頃から知っていたんだ!」

 

プリンスのバンドで長年に渡りベーシストとして(断続的に)活躍したソニーTの証言です。

 

最近ではプリンスと同じミネアポリス出身のコリー・ウォンの録音に参加したりもしていましたね。

 

若い頃からプリンスのことを知っていたソニーTによるこの証言を読むと、プリンスが生まれながらにして圧倒的な天才だったことが伺えます。

 

ブルーな世界をパープルに塗り替えたプリンスの残した伝説を……ぜひこの『プリンス 1958-2016』を読んで確認してみて下さい!

 

 

 

 

 

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